ハルはるcAreer。

キャリログ。

埼玉から高卒社会人の脱力キャリアを実践

「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」

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 キャリアプランナーの超高卒ハルキ(@cccconstancy)です!

 

今日は、グローバルな内容をお届けします。

というのも、私が読んで感銘を受けた本が途上国の貧困に関わる話だからです。

早速ですが、本の紹介をします。(その20)

本日、紹介するのは、山口絵理子さんの

「裸でも生きる」だ。

裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ (講談社+α文庫)

裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ (講談社+α文庫)

 

 

この本は、社会起業家である「山口絵理子」さんの半生を綴る話だ。

「涙も出るけど、勇気も湧く!」

そんな本なのだ。

 

著者「山口絵理子」

 

※本書から引用

山口絵里子(やまぐちえりこ)

 1981年埼玉県生まれ。

慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。

小学校時代イジメにあい、その反動で中学で非行に走る。

その後、強くなりたいと高校の「男子柔道部」う自ら飛び込み、女子柔道で日本のトップクラスに。

偏差値40から受験勉強3ヶ月で慶應大学に合格。

大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、アジア最貧国「バングラデシュ」に渡り日本人初の大学院生となる。

必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動という理念を23歳で起業を決意。

ジュート(麻)を使った高品質バッグを現地で生産し輸入販売する「株式会社マザーハウス」を設立。

あらゆる苦難を乗り越えビジネスを軌道に乗せた彼女の生き方やビジネス理念は、多くの学生から若い社会人に感動を与えており、社長業の傍ら講演で飛び回る。

この本の他に『裸でも生きる2 Keep Walking 私は歩き続ける』を著している。

 

彼女と私には思いもよらぬ共通点があった。

それは、工業高校を卒業しているという点だ。

私も埼玉県内の工業高校を卒業しているが、

工業高校から慶應義塾大学に入るのは困難を極めている。

しかも3ヶ月で。

 

この時点で、この女性が只者じゃないことに気付かされた。

本のページをめくるたびに、彼女の生き方が自分に対して、

「君も、もっとやれるよ!」

という声が聞こえてきた。

 

この本が与える、

生きる力を発信したいと思える内容だった。

 

絶対合格できないと言われた大学受験

彼女の高校は工業高校だ。

私も工業高校出身だから分かるのだが、

基本的に大学へ進学する人は数パーセント。

しかも、その進学する人は工業大学や指定校推薦で行けるところだ。

今回の彼女のように、慶應義塾大学というのは寝てみる夢のような話な訳だ。

 

先生にも周りの生徒からも、

「そんなの無理だ」

「あいつ、頭おかしいんじゃない?」

「無駄な努力だよなー」

と言った罵声の声もあったかもしれない。

 

それほど、無謀に思える挑戦なのだ。

しかし、彼女は諦めなかった。

工業高校は普通高校と違い、普通科目の勉強が圧倒的に不足している。

そこで彼女は、公募推薦というものを知り、

一般入試ではない方法で大学受験を決意した。

 

自己PR、志望理由、時事論文などをもう勉強した。

時事論文に関しては、100枚くらい書き上げたそうだ。

それを先生に見てもらうために校内を駆け巡っていた。

 

自分の可能性は柔道だけじゃないと懸命に努力した。

 

※本書から引用

『私は社会に出てこの世の中にとって、きっと必要とされるような人間になるんだって。心の底から思っていた。その思いだけが私を前に進めてくれた。』

 

そして、合格発表の日。

恐る恐る掲示板を見上げると、

彼女の番号があった。

その瞬間に涙がポタポタこぼれた。

 

「こんな奇跡が起こるんだ・・・。自分が慶応大学の生徒になるなんて、信じられない!」

 

こうして彼女は、夢の慶應義塾大学に入れた。

 

途上国の現実

大学在学中に彼女は、アジア最貧国と言われる「バングラデシュ」に行った。

 

それ以前に彼女は開発学というものに興味を持って勉強していた。

そこで、

”発展途上国と呼ばれる国は、先進国の開発した技術を模倣しできるので、後発の利益を活かすことができる。そのため、発展途上国と先進国の格差は自然と縮小する”

という理論を知った。

 

しかし、その理論の続きには、

”現実には多くの問題により格差は広がっている”

と書かれていた。

 

ここで彼女は、”多くの問題”とは何かを知るために、国際開発、国際協力、開発経済を勉強した。

その後にODA(政府開発援助)やワシントンの米州開発銀行へのインターンを経験し、途上国に自分たちの支援が行き届いているか不安になる。

そして、バングラデシュに行って途上国の現状を見に行くことに。

 

そこで、始めて見るスラムの現実に彼女は驚いた。

服を着ていない人間。

お母さんは髪の毛が汚なすぎて、束になってまとめている。

ゴミの山を漁る日常。

汚い緑色の川で洗濯。

 

彼女は、ここが人間の衛生状態をとっくに超えている状況に唖然とした。

そこに住む人々は、

 

ただただ生きるために、生きていた。

 

「もし、私がここで生まれてたらどうなってたんだろう・・・」

そんな気持ちが彼女を悩ましていた。

 

ある日、道を歩いている少年が車に引かれている現場に彼女は遭遇した。

車は何事もなかったように走り去る。

彼女は、近くにいた拳銃を持った警官に、

「早く!早く救急車を呼んで下さい!」と叫んだ。

すると彼は手を差し出し、なんとお金を私に要求したのだ。

「人がケガしてるんですよ!なんでお金が先なんですか!」

彼女は怒り狂ったが、警官は一言も言わずにどこかに行ってしまった。

 

この時、彼女は思った。

『ありえないよ。こんな腐った国・・・。貧しい貧しいって、自分たちがいけないんじゃないか』と。

 

途上国ブランドバッグの開発

彼女は一時帰国をして、日本で普通の生活をしようか迷っていた。

しかし、中小企業フェスティバルという展示会で、あるバッグに出会った。

そのバッグの材質は『ジュート』というものが使われていた。

それを調べてみると、バングラデシュが世界の輸出の90パーセントを占める天然繊維ということがわかった。

 

さらに光合成の過程で綿などの5倍から6倍の二酸化炭素を吸収し、廃棄しても土に還るなど、非常に環境に優しい素材であることが分かった。

 

彼女は「これだ!」と思い、この素材でバッグを現地の工場で作って日本で売ることを考えた。

そして、『マザーハウス』という会社を起こした。

 

生産工場を運営していく最中、最悪の危機に遭遇した。

 

ある日ドアを開けると、

ミシンも、

素材も、

デザイン画も、

そして工場のみんなもいない。

 

彼女は工場長に電話をかける。

「あっ、おはよう。えーっと、今どこにいる?」

「あー、えりこ!おはよう!今日も工場で生産しているよ!」

「え・・・。私、今工場にいるんだけど・・・」

「・・・(ガチャ)ツーッ、ツーッ、ツーッ。」

その後に何度かけても繋がらない。

発信ボタンを押す度に流れる涙。

 

”いいように現地の人に騙されている自分がおかしくて、気がつくと涙を流しながら笑っていた。

人間って、極度の悲しみに直面すると、笑っちゃうんだ、ということをこのとき知った。”

 

マザーハウスの現在

試行錯誤を繰り返して、現在は軌道に乗っている。

www.mother-house.jp

かなりオシャレなバッグで女性受けも良いそうだ。

何よりも、途上国で作っているとは思えない高品質のこの商品にはビックリさせられる。

彼女の血の滲むような努力がこの作品達を生み出してる訳だが、

ここまでのストーリーを読む通り畏敬の念で胸がいっぱいだ。

このような社会起業家が日本に増えたら、世界の問題も少しづつだが解決に向かうと思う。

 

まとめ

 

かなり割愛してしまいましたが、いかがでしたか?

彼女はエピローグでこんなことを語っています。

(本文引用)

食べ物が充分でない、きれいな服もない、家族もいない、約束された将来もない。そして生活はいつも政治により阻害され、きれいな水を飲むのに何キロも歩かなければならない。そんな人たちが毎日必死で生きていた。

ただただ生きるために、生きていた。

そんな姿を毎日見ていたら、バングラデシュの人が自分に問いかけている気がした。

『君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ。』

  

”他人にどう見られ評価されようが、

たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く” 

山口絵理子

 

僕はこの本を呼んで沢山勇気づけられました。

たくさん泣きもしました。

 

僕も、やりたいことをやります。

 

この本を読んで僕に問いかけている気がしたので。

『君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ。』

ってね。 

 

 

それでは、また。

 

The naked life.

I am always on my own.

By     Eriko Yamaguchi 

 

This is your life.

And my life.

 

www.kousotu-carrilog.com

 

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