最近好きなドラマは、AbemaTVで放送していた、「やれたかも委員会」にハマっている。
ドラマの内容は、『人生であの日、あの時、あの瞬間、あの子とやれかもしれない…』そんな男が後悔してもしきれない瞬間を、やれたかも委員会という謎の組織がやれた/やれないの判定をくだすという話。
男が女性を抱こうとするチャンスを尽く逃し、結局あの時に行動を変えていれば抱けたかもしれないと後悔するだけのドラマ。僕もしました。
ジワジワと男心を揺さぶられる感じが面白いドラマだ。
さて今回のブログは、世の男性の「やれたかも…」を減らすために、やる以前の恋愛力をつけて欲しいなと思い、僕が読んだ良書を紹介する。
※自戒の念もあり
女性と接する上で重要なことを学ぶために、
KADOKAWA(KADOKAWAオフィシャルサイト)様から、
『ラブホの上野さんの恋愛相談』
(著:上野)を献本として頂いた。
そんなわけで、今日は僕が至上最強の恋愛バイブルだと思う、
『ラブホの上野さんの恋愛相談』について語らせてもらおう。
どうぞ、お付き合いくださいませ。
●目次
男女の恋愛、人生の失敗が数多く凝縮された本
いわゆる普通の25歳の人生が10勝20敗くらいであるとするならば、
私は既に40敗しているような気がします。
人間関係、仕事、恋愛、健康、趣味。
私の失敗はいくつもの分野に広がり、失敗をしないで最後まで成し遂げたことなどひとつも御座いません。
『ラブホの上野さんの恋愛相談』より引用
著者の上野さんは、ラブホテルのスタッフとして働きながら、様々な恋愛相談をSNSを軸に対応している。
その恋愛相談を元に、今回紹介している本を執筆しているらしい。
彼は、人の倍ほどの失敗を(主に恋愛?)経験しており、再現性の高いテクニックから知識、学術的な例え話から秀逸な比喩表現を駆使して恋愛を語れるのだ。
さらに男の恋愛だけでなく、女性の悩みにも女性視点でベストな回答をしている印象が強く、男としては目からウロコの恋愛バイブルに仕上がっている。
今回は、2つのケーススタディを本書のコンテンツから紹介し、この本を少しでも知って明日からの恋愛・ナンパに役立てて貰いたい。
ケース① あまえべた
お悩み内容:
昨年、初めて彼氏ができました。
彼氏の迷惑にならないようにできるかぎり甘えず、
彼の言うことはできるかぎり実行してきたつもりです。
なのに振られてしまいました。
いったい何が悪かったのでしょうか。
『ラブホの上野さんの恋愛相談』より引用
お悩み回答:
相手に対して甘えないということは、相手に対して『借り』を作らないということ。
借りを作らないということは、相手との信頼関係を築くことはできません。
もし銀行にお金を借りていたとして、「お金は返さなくてもいいよ、それどころかもっと貸すよ」と言ってきたらどうでしょうか?
自分にとって都合の良いように使ってやろう、と思うことはあっても信頼をすることはあり得ないでしょう。
相手を困らせないように、甘えないで相手の言うことをできるかぎり聞く方というのは、つまりこういうことで御座います。
利用されることはあっても、信頼されることは御座いません。
『ラブホの上野さんの恋愛相談』より引用
★ここでの学び
相手が先に貸し(お願い)を作ることで、自分に借りを返す(お礼をする)状況が整い、信頼関係が構築しやすくなる。
バーの隣の女性に対する「一杯おごるよ」は最たる例であり、「一杯おごるから付き合ってくれ」というような女性への誘い方はNG。(先に自分が貸しを作るケース)
OKな例は、「ごめん、トイレに行くからちょっと荷物を見ててもらっていい?」と頼み、「お礼に一杯おごるよ」という流れ。(先に相手が貸しを作るケース)
結局は一杯おごるわけですが、先に相手が貸しを作ることで、「まぁさっき荷物見ててあげたし、いいか」となる。
相手に対して『貸し借り』を作るというのは、「お願い/ありがとう」をどれだけ交わすことができるかが鍵。
異性との距離を縮めているのも、結局はこの作業。
どれだけ相手のことを想って、気遣っても、相手を必要としていることを示すためには、「お願い/ありがとう」のやりとりが超肝心。
結局人間は、人に頼られたり頼ったりして愛を感じる生き物だということ。
ただ、気をつけなくてはならないのは、「お願い・ありがとう」を積み重ねる内に、
「当たり前」という感覚が生じてしまうことです。
いつも彼女が家事をやってくれるのは「当たり前」、彼氏が誕生日やクリスマスにプレゼントをくれるのが「当たり前」。
この「当たり前」が原因でどれだけ痴話喧嘩が勃発することか。
「当たり前」の反対は「ありがとう」という言葉があるように、いつの日も相手に対して感謝の気持ちは忘れずに接することが大事かもしれない。
ケース② 人間不信
お悩み内容:
私はとある事情により、人のことが信用できません。
そのため、彼氏に対して「別れよう」と言って、
彼が強く引き止めてくれることで
愛されていると実感できていました。
ですが、この前、また同じことをしたら「さよなら」と
言われてしまいました。
私はまだ彼のことが好きなので、復縁したいです。
どうしたらいいでしょうか?
『ラブホの上野さんの恋愛相談』より引用
お悩み回答:
ご質問者様はなぜ「別れる」と彼氏様に言ったのでしょうか?
非常に簡単で御座います。
「別れると言っても、彼氏が追いかけてくれる」ということに
安心感を覚えていたからでしょう。
「彼氏の愛情を測っている」ともいえます。
たとえば、ご質問者様に1万円を要求したとして、「1万円要求しても、嫌われないだけ愛されている」と感じることができたとします。
そういう方法で愛情を確認する方法は次に、「でも10万だったら嫌われるかもしれない」と思い始めます。
それを確かめるために、今度は「10万円」を要求し、愛を確かめます。
そして、破綻するまで愛を測ります。
『ラブホの上野さんの恋愛相談』より引用
★ここでの学び
「愛情を測る」のは、自分が愛されている実感が欲しいということ。
愛されている実感といっても、一概には語ることができないのだが、
恋愛映画のような別れと出逢いを繰り返し、愛情を獲得したいのだろう。
人は愛し愛されたいのだけども、単調な愛では満足できない人も中にはいる。
自分のことをどれだけ必要としているのかを確かめるべく、別れを切り出したりして相手の愛を確かめるわけだ。
ここで重要なのは、どれだけ相手の愛を求め、確かめようとも、自分の愛が相手に伝わっていなければ何の意味もない自己満足だということ。
「求めよさらば与えられん」という言葉もあるが、
「求め過ぎても与えられん」という恋愛の現実を心の片隅に置いておこう。
男の場合は女性に対し、愛情を測る手段として身体を重ねることを求めすぎる。
女性からしたら、「コイツは身体目的なのか」と、
疑いの目を向けられかねない。
恋愛するためには、どうすればいいのか
そもそも論だが、「恋愛とは無縁」な方々に『ラブホの上野さんの恋愛相談』よりアドバイスを一つ。
恋愛するならひとり暮らしを始める。
これが全てを解決してくれるのだ。
「実家の方がお金が貯まるから」という理由で実家暮らしをされていますが、そのたかだか数百万円程度のお金のために、どれだけ貴重な経験を失っているかということをぜひ一度考えて頂きたく思います。
実家にいるかぎり、どれだけ放任であっても自由が失われます。
また寂しさを感じる機会も失う。
そして何よりモテません。
実家暮らしですと、「依存している男」という風に見られてしまうからです。
『ラブホの上野さんの恋愛相談』より引用
上記プラスアルファで、ひとり暮らしをしているという理由で色々と機会を生み出せると思う。
・家で宅飲み
・終電逃した友達を家に呼べる(自分の権限のみ)
・周りの住人や近所の飲み屋で新たなコミュニティに出会える
なんてことも僕はあった。
『ひとり暮らしを始める=いまの自分が変わる』だろう。
環境が変わることによって、今までと違う時間の使い方が始まる。
家事や契約、お金の管理に想定外の水道トラブル。
そんな経験をしてく内に、自分に自信がつく。
「おぉ、自分で生きていける力があるんだ」って。
それだけで、異性からしてみたら大いなる魅力なのかもしれない。
まとめ
このような恋愛ケーススタディが約30種類以上も記載されている、
『ラブホの上野さんの恋愛相談』はやっぱり半端じゃない。
ノウハウもさることながら、エンタメ要素が混じっているのが微笑ましい。
さらに雑学知識も凝縮されているから、自然と様々な分野の知見も得れるというから凄い。
いまもなお、Twitterで恋愛相談を無限に受け続けているというのだ。
本気の恋愛マスターと化しているのだ。
ちなみに書籍も第2弾の『ラブホの上野さんの恋愛相談2』も刊行されている。
漫画も刊行されており、ドラマまで放映されていた。。
世が認める恋愛マスターが書いた至上最強の本こそが、僕の恋愛バイブルだ!
何なら、本片手にラブホで上野さんの講演会を聞きたい。超聞きたい。
ラブホの知識も体系立ててご教授願いたい。
以上。
今日はこんなところで。
−書き手−
キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)
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