どうも高卒会社員のハル吉(@haruki_writer)です。
『ブランド人になれ!』田端信太郎 著の書評を綴っていきます。
現在の働き方に漠然とした不安を抱えている会社員や、もっと高みを目指したいビジネスマンに向けて書きます。
この記事を読んでもらえばおおよその内容は掴めるはずです。
毎週日曜日の夜にサザエさんを見ながら明日の出社が憂鬱になり、月曜日の朝に湘南新宿ラインの満員電車に揺られて出社する。
金曜日の夜から土曜日まで束の間の休息で悦に浸り、また日曜日に憂鬱になる。
「会社員として、俺はこのままでいいのだろうか? 同じ仕事、同じ日々の繰り返しでいいのか?」
そんな悩みを抱える会社員への答えがこの本にはある。多くの人は奴隷のように会社に縛られて一日の大半の時間を使っている。
会社員として結果を出し続けている田端さんの実体験に基づく、濃密な知見が詰まっているこの本を読み、どうやったら会社という組織に依存しすぎずに生きていくかを見つめ直せます。
著者の田端さんは、現在、「ZOZOTOWN」を展開する株式会社スタートトゥデイの会社員であります。
過去には「リクルート」「livedoor」「LINE」など、幾多という有名企業で功績を残してきたウルトラサラリーマン。
SNSでもフォロワーが何十万人といる、インフルエンサーの顔も持ち合わせています。
坊主頭がチャーミングでありながらも、Twitterでは炎上するギャップに萌えてしまう僕です。
それでは、引き続きお楽しみください。「君は誰を笑顔にしたか?」(ブランド人になれ!より)
→サラリーマンやってると上司や先輩の顔色を伺い、自分や家族の生活のために働く人がほとんど。
お客さんを笑顔にすることを忘れがち。
働くの本質は傍を楽にすることなのだから、もっとパンクにお客を喜ばせていこう。#ブランド人になれ #第1章—ハル吉@脱社畜サロン (@haruki_writer) June 30, 2018
- 第一章 君は誰を笑顔にしたのか?
- 第二章 己の名をあげろ!
- 第三章 会社なんて幻想だ。大いに利用せよ。
- 第四章 市場を支配しろ
- 第五章 発信者たれ!
- 第六章 真っ当な人間であれ
- 第七章 たかがカネのために働くな!
- まとめ
そんな言葉が本を読み終わった僕の胸には届いて刺さった。
この本について記事に書き起こしたくなった。
自分というブランドを築きあげ、もっと社会に価値を提供できるブランド人になりたいのだ。
そして何より女にモテたい。
僕がモテるためにはブランド人になることが十分条件だと思うんです。
青臭いこと言いましたが、この本は最高にパンクで最高の生き方を教えてくれました。
さっそく『ブランド人になれ!』〜会社の奴隷解放宣言〜を紐解いていきたいと思います。
題名の通り、いち会社員が個人のブランドを築きあげ、会社ブランドではなく個人がブランド人になることで好きな仕事を好きな会社を選んで働き、社会に影響を与えるためのノウハウ本です。
いままでの日本は終身雇用に年功序列といった、会社に依存して働く環境が正解とされていました。しかし現代では、その考えが通用しなくなっている背景があります。
大企業でも粉飾問題や売上低迷が騒がれる昨今で、安定した企業が窮地に陥る事例が全てを物語っている。
そして国が後押しする「副業解禁」。
これが意味することは何か?限られた労働資源である日本国民の労働生産性をUPさせ、会社に依存しないで働く仕組みを国が後押ししている。
この働き方が普及してしまったら、いち会社員の僕は相当キツイ。
速攻で露頭に迷う。
なぜなら一つの会社で働く経験しかないまま生きてきたから。
複数の企業でマルチに活躍デキる自信など毛頭ない。
いまの環境をクビになって、次の就職先が見つかると自信を持って言える会社員はどれほどいのるだろうか。
自分が働く場所を失わないためにはどうすればいいのか?クビにされても喰っていける個人ブランドを磨きあげ、他の会社を自らの意思で選んで働ける状態をつくればいい。
そのためには、自分という個人が社会市場における価値を高める必要がある。
会社員が今までのように生温く会社に依存して働く時代は終わった。
個人ブランドを持ち、市場に必要とされる会社員が安定した人生を送れる時代となりつつある。
この記事を読んで、あなたの行動を後押しする着火剤となれば、僕はパンツを脱いでガッツポーズをするだろう。
各章で具体的なアクションプランを紹介しているので、今回は各章1つずつ紹介します。
そして、ブランド人への一歩を踏み出しましょう!
第一章 君は誰を笑顔にしたのか?
第一章では、会社員がブランド人となるための仕事をこなす基盤となる労働価値についてまとめてあります。
僕も会社員の端くれとして、労働とは何か?価値とは何か?を日々悶々とするのですが、この章を読むことで心がスーッとするほど納得した答えが出ました。
『汗水に価値はない』
仕事のあるべき姿は「お客さまに喜びを与えること」「他人に役に立つこと」だ。よく「汗水たらして働いている人になんて無礼なことを言うのか」「どれだけつらくて苦しいか考えてみろ」と文句を言う人がいる。
はっきり言おう。汗水だとか、つらいだとか、苦しいだとかそれ自体には一切価値はない。一言で言えば、「お客様を喜ばせること」、それだけがブランド人の仕事だ。
どんなに苦労したって汗や血や涙を流したって、誰も喜んでいなければ仕事でも何でもない。
(ブランド人になれ! より)
会社員のほとんどが「残業=頑張っている」と誤った解釈をしがちです。
「残業する自分はこんなに頑張っているのに!」と上司や会社に苛立ちを覚える人も多いかと思います。
でもそれって、価値を受け取る会社員には1mmも響かないですし、関係のないことなんですよね。
僕はラーメンが好きで、だいたい週二回は食べるのですが、美味しいラーメンを食べたいです。
仮に、店主が一週間スープの仕込みのために出汁を取って、麺も自家製の手打ち麺で作る至福の一杯がクソ不味かったら僕は怒ります。
二度といかないです。
つまり、仕事における「頑張っている状態」ということのは、お客さまが笑顔になる瞬間をつくること。それが自分はできているのか、ぜひ自分の胸に手を当てて聞いてみてほしい。
「今日一日の自分の仕事は、誰を喜ばせたのか?誰の役に立ったのか? 誰から感謝されたのか?」(ブランド人になれ! より)
第二章 己の名をあげろ!
第二章では、会社員が勤めている社内だけでなく、社外からきて欲しいと思われるため、ブランド人として結果を出すための意識や行動を具体的な仕事論で教授しています。
社外でどれだけ成果を評価されるのか、社内の評価ばかり気にする会社員への警鐘を鳴らしています。
『売り上げよりもインパクト』
ブランド人への階段を一歩ずつ上がっている君は、「今月の売上目標、利益目標」などという強迫観念に胃を痛める必要なんてない。
会社は利益至上主義で君たちに激しくハッパをかけるかもしれないが、そんなものはブランド人個人にとっては、制約条件でしかないのだ。
上手くいなしておけばいい。失敗したら超大ゴケ、成功すれば最低10年は人々の記憶に残るような大バクチをしたほうが、夢とロマンがあふれているではないか。
(ブランド人になれ! より)
会社の期待に答えるために、上司の顔色伺って会社のためになる結果を出す。
そうすれば上司も社長も株主だって喜ぶし、十分な社内評価だって得られる。
同じ会社員としてこの気持ちは痛いほど分かる。
この考えは平凡な会社員として間違いではないが、ブランド人を志そうとしている会社員には間違った考えなんです。会
社員でいる限り、自分が大きな損失を出してもそれが丸々借金に変わることはない。
プロジェクトが大ゴケして失敗しても、打ち首にあうこともない。
どんなにやらかしても死ぬことはないのだから、会社員はノーリスクで仕事を全うできる。
記録に残っても、その記録を忘れられたら何の価値もない。
人の記憶に強く残るような仕事をして、また一緒に働きたいと思われる人間でありたい。
クビになってもかまわないというくらいに腹をくくればいい。
「どうせ働くなら、人々の記憶に爪痕を残し、ブランド人として伝説を作ってみないか。人々の記憶にやきつくようなインパクトある仕事ができれば、利益はあとからついてくる。」(ブランド人になれ! より)
第三章 会社なんて幻想だ。大いに利用せよ。
第三章では、会社という概念に会社員が立ち向かう行動を指南してくれました。会社に頼るのではなく利用する。会社員が立場的に厳しいことを受け入れた上で、ブランド人になるためにやるべきことが分かります。
『システムの歯車になるな。システムそのものを造れ。』
なぜ僕は、終身雇用クソくらえとばかりに次々と転職を繰り返してきたのか。
それは「システムの歯車」の一部になるなんて、まっぴらごめんだからだ。
君がブランド人として仕事をしていくならば、「ワクワク感を失い、システムの歯車になったら死んだも同然」と自覚してほしい。
(ブランド人になれ! より)
会社員は会社という組織の歯車の一部だと揶揄されています。
「歯車の一部」という揶揄に対する議論はさておき、歯車とは何でしょうか?
歯車とは、すでに会社がつくったシステム(仕組み)に右向け右を強制させられていることを意味しています。
歯車の一部がいくら逆転しようとも、一部でしかないために何一つ抗えない。
「ウチの会社はこういうシステムだから仕方ない」で長いモノに巻かれた経験は、会社員たる者なら一度はあるはず。
システムの歯車になるのではなく、システムそのものを作り続けることが大事。
そしてシステムを作ることはこの上なく楽しい仕事なのです。仕事の風呂敷を自分で広げて自分で畳むことまでをデザインする。
それがブランド人たるもの、最高にパンクに生きるということ。
「未開の荒野に乗りこみ、誰もつくったことのないシステム、誰も作ったことのない商品、誰も作ったことのないサービスをイチから作り上げる。
その仕事は、とてつもないワクワク感に満ちあふれているに違いない。ブランド人たるもの、荒野を目指せ!(ブランド人になれ! より)」
第四章 市場を支配しろ
はい、第四章です。だいぶ田端節に慣れてきたころではないでしょうか?
ここからまた一段とクセが凄くなるのでお付き合いくださいね。
この章では、会社員が市場(世の中で必要とされること)を知らずして、ブランド人になることは難しいと説明しています。
自分がどうすれば市場を理解し、必要とされるブランド人になりうるのか、具体的なノウハウが詰まっている章です。
『現地、現物、現場を体感せよ』
ブランド人にとって必要な嗅覚が、自分が物理的に対峙している生身の人間が放つ言語化されないインサイトを嗅ぎ取る力だとすれば、
武器となる視覚は、遠く離れた場所で起こった事象が言語化されたとき、その情報が正しいのか間違っているのか見極める「情報リテラシー」だ。
本当に必要な情報リテラシーとは、自分に直接に関係し、自分の長期の人生や、短期の生活に影響するような判断を、正しく行うため、判断材料を揃えるためにメディアに接する態度や技術のことを言うのだ。
眼の前の情報が正しいのか、間違っているのか、その目を養うために自分が真っ先に実験台になってしまおう。君の情報リテラシーは、君が実際に感じた喜怒哀楽の総量、物理的に移動し、見聞きした体験の総量に比例して磨かれるだろう。(ブランド人になれ! より)
情報が溢れかえる時代に、受動的なまま情報を受取る会社員は絶対ブランド人にはなれないと思います。
能動的に情報を取りにいき、自分で咀嚼して腹に落とす。
その情報が事実である現実を自分の目で確認した上で、社会で必要とされる、役に立つことをインプットしよう。
「情報には価値がある」というが、必要なタイミング・人・場所に提供されない限り、その情報に価値はほとんどない。
だからアウトプットを考えた上で、必要な情報をインプットしよう。これは仕事だけでなく、人生全般に言えることだ。
「僕たちにとってトランプ大統領のニュースなんてどうだっていい。安倍首相にとってトランプ大統領がどういう人間かという情報はは大切だろう。ブランド人たるもの、常に、現地、現物、現場を体感しろ、そのことが’君の情報リテラシーをブランド化させる次元にまで高めるだろう(ブランド人になれ! より)」
第五章 発信者たれ!
第五章ではブランド人になるための田端さん直伝、SNSを活用する戦略についてです。ブランド人たる者、自らを発信しないでブランド力を構築することは難しい。
この章では、SNSという平等に与えられたツールをいかに活用して、自身をブランド化する実践的な知識を吸収することができます。
『炎上しない奴は燃えないゴミだ』
SNSには誰でも気軽に使える便利さがある一方、自分の発言がノーガード状態で世界にさらされる危険性もある。使い方を間違えると、職や社会的立場を失うことにもなりかねない。
そのうえで、敢えてリスクを怖れずに言いたい。「炎上上等」「炎上を怖れるな」と。僕は散々燃えてきた。しかし、それこそが僕の存在証明なのだ。
僕ほど、サラリーマンとして在職中のまま、SNSで炎上を繰り返し、それでも涼しい顔をして今も働いているサラリーマンはいるだろうか?
つまらないタテマエなんてかなぐり捨てちまえ。いつの時代もルールや常識がすべてただしいわけではない。
(ブランド人になれ! より)
自分の考えがあるとして、それをSNSで発信することが恥ずかしい会社員も多いのではないだろうか。
しかし、幸いなことに世間はそれほどあなたに興味などない。
もう一度いう、興味など全くない。もちろん僕に対してもだ。
有名人でもない会社員が呟く「仕事疲れたー」「残業だりー」などに誰も見向きもしないからぜひ安心して欲しい。だからガンガン自分を発信することによるリスクなんて、耳障りな罵詈雑言くらいだ! そんなモノは無視して発信していこう!
「世界が何と言おうと、オレの意見はこうだ!」と恐れずに表明することからブランド人への道は拓ける。
さあ大いに燃えよう。炎上しない人間など燃えないゴミだ。 (ブランド人になれ! より)」
第六章 真っ当な人間であれ
社会にでると、「大人として恥ずかしいこと」や「社会人のマナー」を理路整然と語ってくる輩がいる。『君はパンツを脱げるかい?』
p>相手の信頼を勝ち取るためには正直さが必要だ。正直とは何か?
それは「パンツを脱げるか」ということだ。自分にとって不都合なことでも、相手にオープンにできることが正直さだ。いざという場面でプライドを捨てられない奴を信頼することはできないのだ。(ブランド人になれ! より)」
プライドなんか、必要なら、いつだって捨て、僕は土下座してみせる。
なぜならば、そんなことで僕の価値は1ミリも下がらないと自分で確信ができているから!
これこそがブランド人にとって、最高のプライドの持ち方だ。
ダサいプライドなどは、サッサと捨てろ。
さぁ今すぐここで、パンツを脱げ!
(ブランド人になれ! より)」
第七章 たかがカネのために働くな!
働く目的は個々人で様々あると思う。大体の人は生活のために働く。自分が好きなこと、夢中になっている得意技でを徹底的に極めつつ、
「他人の役に立つ」という青臭い志で仕事をする。「たかがカネのためにオレは働かないだぜ」と仕事にひたすらのめり込めば、磁石に吸い付けられるように、カネが君のところへ飛んでくるようになるだろう。(ブランド人になれ! より)
カネというつまらない紙切れのために生きるな。
カネのために死ぬという、最強にダサすぎる最期は絶対に避けろ。
僕は声が嗄れるまで、何度でも呼びかけたい。
たかがカネのことで死ぬな。
ワクワクして生きろ。そうすればカネもついてくる! (ブランド人になれ! より)
まとめ
『ブランド人になれ!』の書評を第一章〜第七章に渡り書いてみました。
では、また!!!さぁ24時間ワクワクに満ちた砂かぶり席へ、今すぐ座席を移動しよう。ビジネスマン個人がブランド化するのは、まだ「波の予兆」だ。さぁ、乗ろうぜ、このビッグウェーブ! 幸運を祈る!(ブランド人になれ! より)