どうも、キャリアコンサルタントのはるきち。(@harukichi_macho)です。
自分は、入社して2年目の6月にアイツと出会いました。
入社して1年目のときには存在すら知らなかった。
ふと目にした明細書にアイツはいたんだ。
もし神様がいるのであれば「どうかお許しを」と両手を祈り掲げてひざまずくほどに無知な自分に懺悔(ざんげ)したい。
そんなことで許しをこう自分が馬鹿なのはわかっている。
それでも、アイツの存在のせいで自分の人生は大きく動き出した。
アイツのおかげで税金の仕組みを知ることができたし、いまなお生きながらえているのもアイツのおかげ。
だから、今なら素直にあの時はありがとうと言える気がする。
そう、アイツの正体は「住民税」。
世間ではそう呼ばれている。
社会人2年目の6月の給与明細に、突如して現れたアイツについて今日は書いていきたい。
●目次
社会人2年目から税引される住民税
もしこの記事を社会人1年目の人が見ていたら、声を大にして言いたい。
2年目の6月から給与引きされる「住民税」という奴には気をつけろと。
そいつは背後から忍び寄ってくる。
なんせ、1年遅れで「よお、君を待っていたよ」といきなり給与明細に顔を出してくる。
「住民税」というやつは、前年度の1月から12月までに稼いだお金(所得)に対して支払う税金。
これは国税局に収める税金ではなく、住んでいる県や市町村に対して収める税金なのである。
社会人1年目のときには前年度の稼ぎがない状態(稼いでいても扶養内であれば)だから支払う必要がなかった。
だからアイツの存在に気づけなかった訳だ。
人生の10%を住民税と共に生きなければならない
この住民税というやつは厄介なやつだ。
なぜなら、自分の前年度の所得から10%分を会社で働き続ける限り、払う必要があるからだ。
前年の所得というのは以下の計算式で決まり、支払うべき住民税額も以下の通りだ。
税額=(前年の総所得金額等-所得控除額)×税率(10%)-税額控除額
「前年の総所得金額」とは、給与や利子、事業などの所得から必要経費などを差し引いたものです。給与所得の場合は、必要経費が認められない代わりに、所得に応じて給与所得控除があります。
「所得控除額」は、扶養控除や生命保険料控除などのことです。所得税と同じ考え方ですね。
そして、税率は一律10%と決められています。「地方にできることは地方に」というスローガンで平成19年に行われた「税源移譲」で、住民税が一律10%になりました。
具体的には以下の金額を支払うことになっていく。
手取り年収250万の場合(多くの社会人2年目はこのライン)
→年間89700円(月々7475円)
手取り年収300万の場合
→年間113800円(月々9833円)
手取り年収350万の場合
→年間141500(月々11792円)
手取り年収400万の場合
→年間173100(月々14425円)
手取り年収500万の場合
→年間240200(月々20016円)
手取り年収1000万の場合
→年間635500(月々52958円)
※独身(配偶者、扶養親族なし)で介護保険第2号被保険者に該当で、所得控除は基礎控除のみで試算
な、ななななんとこれだけの付き合いを社会人2年目からしないといけない。
これだけの金額を会社の飲み会に使うとしたら、アルハラだ。
飲み会はいいから、好きなだけウィスキー山崎を買いたい。
(結局、酒飲むのかよ)
払わなくて良いものなら、払いたくない人がほとんどのはず。
では、この税金を払う必要があるのか?
みんな住民税からの恩恵を受けている
「住民税なんか無くなっちまえ!」と社会人2年目の当時の自分は給与明細に怒鳴りました。
ですが、この住民税は果たして何に使われているのでしょうか?
街でよく目にする、公園や市営図書館、市営や県立の学校には住民税が使われています。
社会人になって関わりがある、ゴミ捨て回収業者も税金が賄われている。
他にも救急車や消防車、警察などの治安維持にも活用されていたり。
病院代が支払えないほどの低所得者には、住民税から医療給付金が降ります。
また、高齢者支援や福祉の支援としても活用されていて、地域を豊かに維持するために使われています。
地域ごとで住民サービスとして法律相談や育児相談、税金の相談も全て無料です。
他にも色々と使われているようですが、こちらの大阪市の住民税の使いみちがわかりやすくまとめられています。
結論、住民税を払うことで莫大な恩恵を受けれています。
納税しないことで、明日から急にゴミ回収車がこなくなったり、道路を歩くのにお金を取られたら困ります。ひじょーにまずいです。
それらを踏まえたら、「まぁ、しょうがないから住民税を納めておくか」と思います。
まとめ
「社会人2年目の6月、アイツに世の中の厳しさを教わって人生が変わった」という話でした。
住民税というアイツの存在について書きました。
これから社会人になる方や、改めていきなり住民税を徴収されたショックを思い出される方もいると思います。
みなさんが納めている住民税のおかげで今住んでいる地域が快適に過ごせる環境になっています。
社会人2年目を迎えようとしている方々は、くれぐれも6月の給与明細を見てガッカリしないでくださいね!笑
本記事を通して、住民税を「払いたくない」から「払ってもいいかな」と気持ちのよい納税ができれば何よりです。
そして、少しでもみなさんの人生がより良く変わることを願います。
今日はそんな感じでっす!
はるきち。
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