「ビジネスマンが読むべき漫画ってなんですかね?」
そう聞かれた時、必ず僕が答える漫画がある。
漫画は、一般的な書物と比べて文字数が少ない。
少ないゆえに言葉が濃い。
だから良質な漫画には、ビジネス書よりも学びが多い場合が存在する。
ということで今回は、1000冊以上の漫画を読破した僕が厳選する、
ビジネスマンが絶対に読むべき漫画10選について。
- 第10位 浦安鉄筋家族
- 第9位 GANTZ
- 第8位 銀のアンカー
- 第7位 マネーの拳
- 第6位 インベスターZ
- 第5位 エンゼルバンク
- 第4位 闇金ウシジマくん
- 第3位 宇宙兄弟
- 第2位 カイジ
- 第1位 ドラゴン桜
- まとめ
第10位 浦安鉄筋家族
浦安鉄筋家族は、1993年から連載が続いている超大作ギャグ漫画だ。
題名はシリーズごとに進化しており、累計発行部数は4400万を超える大ヒット作品である。
ビジネスマンとしての学びは、漫画に込められた「ユーモア」だ。
ギャグ漫画として突き抜けた非日常のできごとを、笑いへと転化する。
たとえば、煙草をカートン吸いする主人公の父親。
圧倒的なツッコミ。
論理を超えたアホさ。
大人になったいまこそ、浦安鉄筋家族は童心を思い出させる。
浦安鉄筋家族、ぜひ読んで頂きたい。
第9位 GANTZ
GANTZ(ガンツ)は、SF系の戦闘漫画だ。
死んだモノたちが、異星人と戦闘を繰り広げ、生き返るために奮闘する物語だ。
「生きるか死ぬかの戦い」こそ、人として真値を試されると知る。
日常では味わいにくい、
「死ぬかもしれない」
「殺されるかもしれない」
「あいつを殺さないと自分が殺される」
そんな事を考えさせられる。
たとえば、異星人と殺されるかもしれない戦いの中、こんな場面がある。
圧倒的な不利な状況でも、「自分のことを信じる強さ」を知った。
死ぬまであきらめない強さを持つ主人公。
ビジネスでも、時として「あっちを立てればこっちが立たず」なことがある。
その際、GANTZで学んだ「生きるか死ぬかの戦い」を連想し、自分の決断は生き延びるための決断なのか?
自分に問うことがある。
ぜひ、GANTZを読んでほしい。
第8位 銀のアンカー
銀のアンカーは、大学生の就活を題材にした漫画だ。
就活に必要な本質的な教えを、人事やコンサルタントの立場から大学生に伝え、内定を勝ち取っていく物語だ。
就活は、ルールは少しずつ変われど、本質的な原則は変わらない。
その原則は、「雇う側」と「雇われる側」の立場が存在することだ。
どんな時代でも、就活とは「雇われる側」が「雇う側」に交渉し、自分の価値を認めてもらうことなのだ。
その術を、銀のアンカーは教えてくれる。
就活に大事なのは、まず行動。
採用基準で重要視するのは?
好きなことを仕事にするのは?
銀のアンカーから、就活で大事なことを知る学生も多いだろう。
大人になったいま、読み返してみると「確かに」と思えることが多々ある。
”就活は喉元過ぎれば熱さを忘れる”というが、銀のアンカーは大人になってから就活を考えるいい教材だ。
銀のアンカー、ぜひ読んでほしい。
第7位 マネーの拳
マネーの拳は、主人公の元プロボクサーが起業家となり、
成功者を目指すサクセスストーリーだ。
最終的には、IPO(新規上場)を果たす大企業へと成長を遂げる。
スタートはTシャツを作るオンボロ工場。
そこから這い上がっていくストーリーにワクワクが止まらない漫画だ。
ビジネスマンとして、会社をゼロからスタートし、株式上場するまでの一連の流れはこの漫画で理解できるだろう。
もちろん、それ以外にも見どころは沢山ある。
たとえば、知り合いに金を借りるリスクを説くシーン。
嘘つきとはどういうことか?
チャンスについて。
ビジネスマンたるもの、スリリングな仕事には興味が湧く。
それを堪能できるのが、マネーの拳なのだ。
マネーの拳、いかがだろうか?
第6位 インベスターZ
インベスターZは中学・高校生が株式投資を通し、学校の運営資金を稼ぐという、あっちゃんぷりきーな漫画だ。
大人になり、お金を株式投資する人も多いだろう。
この漫画では、投資で儲ける方法を漫画を通して方法論だけでなく、精神論を含めて説いている。
たかが中学生と思いきや、天才的な子供たちにより、年間何千億という資産運用をしている。
インベスターZから、お金について考えさせられることが多かった。
著名人もチラホラ出てきて、実際のビジネスと繋がっているところも見どころだ。
たとえば、ホリエモンが出てくる。
DMM.comの亀山会長まで。
(余談だが、僕は亀山会長に最終面接で落とされました。笑)
決断とは”切って離す”こと。
社会人になったいま、インベスターZから学ばされることは多かった。
単純にお金や株式ルールだけでなく、お金についてどう向き合うか、どう行動していくべきか。
インベスターZ、おすすめしたい。
第5位 エンゼルバンク
エンゼルバンクは、転職を題材にした物語だ。
新米の転職エージェントが、様々な転職相談を受け、その人にあった就職先を斡旋して人生を変えていく手助けをする物語だ。
転職者はいま増えている。
総務省統計局「労働力調査(詳細集計) 2019年(令和元年)平均(速 報) 」
労働人口が約6000万人。
そのうち約350万人が転職をする訳だから、5.8%の人が転職している。
10年前と比較し、割合はどんどん増えている状況だ。
その転職について、エンゼルバンクで学べるのだ。
転職エージェントの会社はどうやって儲けているか?
”信頼というのは結果”。
大人になるとは?
エンゼルバンクから、転職する際のマインドだけでなく、生き方、働き方など、人間力を高めるための教えがたくさん詰まっている。
働くビジネスマンにぜひ、一読してほしい漫画だ。
第4位 闇金ウシジマくん
闇金ウシジマくんは、金貸しをする商売を通し、人の自堕落な現実や社会の闇を知ることができる漫画だ。
世の中、綺麗事だけでは解決しない、人間の闇そのものが現実となるケースもある。
普通に働いて生きていることが、いかに幸せか、いかに安全かを改めて知ることになる。
酒、女、ギャンブルにハマって人が堕落するシーンが盛りだくさん。
そんなシーンに、世の中には様々な境遇の人がいることを知るだろう。
お刺身とパチンコで揺れ動く依存。
若さと体を売る女。
世の中、様々な人間と様々な悩みを抱えて生きる人がたくさんいる。
時として、自分の軽はずみな発言が、「世の中をナメていないか?」と内省させられる。
ビジネスマンとして、無情な現実を知ることも重要だ。
様々な価値観を知り、今後の人生に役立ててほしい。
闇金ウシジマくん、どうだろうか。
第3位 宇宙兄弟
宇宙兄弟は、宇宙飛行士を夢見た兄弟が実現していく物語だ。
弟のヒビトは順調に夢を叶え、宇宙飛行士になる。
だが兄のムッタは、宇宙飛行士の夢を挫折する。
しかし、大人になっても夢を諦められず再挑戦して宇宙飛行士を目指すのだ。
漫画だけでなく、映画も超おすすめだ。
予告編だけで鳥肌が立つ。
夢、希望、挑戦が感じられる。
ちなみに、Amazonプライムであれば、映画「宇宙兄弟」がすぐ見れる。
月額500円必要だけど、他の映画も見放題。僕も登録して映画を楽しんでいる。
さて話を漫画に戻そう。
宇宙兄弟はビジネスマンにとって、
不可能に挑戦する勇気をもらう漫画である。
勇気を貰える名言の数々が漫画に散りばめられている。
人生は天気だ。
夢とは何か?
モノ作りとは?
宇宙兄弟は、働くビジネスマンを元気にする漫画だ。
いまの自分に対して自信がなかったり、無理な夢を追いかけて投げ出したくなる人もいる。
そんな人に、宇宙兄弟は活力を与えてくれる漫画だろう。
宇宙兄弟を読もう。
第2位 カイジ
カイジから学ぶ働き方の話を書いたが、 漫画はさらに面白い。
借金を抱えるフリーター伊藤開司(通称:カイジ)が、生死を賭けたギャンブルに臨み一発逆転を目指す物語だ。
多くのビジネスマンが「絶対にこうはなるまい」と反面教師として読む漫画だ。
それゆえ、カイジから学ぶことは実に多い。
生死を賭けたギャンブルを通し、カイジは成長していく姿に胸を打たれる。
勝たなきゃ誰かの養分になる。
迷っている人に対して。
自分で決断する重要性について。
カイジはただのギャンブル漫画ではない。
ギャンブルを通し、自分の人生を省みる漫画だ。
人生を賭けた大勝負だからこそ、気づける自分の価値や資質があるのだ。
カイジ、ぜひオススメしたい。
第1位 ドラゴン桜
ドラゴン桜は、経営破綻状態となった高校を、弁護士の桜木が経営再建する物語だ。
その経営再建の柱が、「5年後に東大合格者100人!」なのであった。
桜木が再建する学校の偏差値は30。
”天地がひっくり返っても無理”と思う人がほとんどの状態だ。
その状態からわずか1年で東大合格者を生み出す勉強法や考え方は、ビジネスマンにも仕事で転用できる学びの宝庫だった。
勉強しない生徒に対して。
創造とは真似ること。
知ることの重要性。
大人は教えない。
ドラゴン桜、間違いなくビジネスマンが読むべき漫画の第1位だろう。
ビジネスマンも、日々新しいことを学び続ける必要がある。
競争社会において、「無知は罪」だ。
知らないと損することが多い世の中だ。
「知りませんでした」といっても誰も教えてくれない。
自分から学び、自分で情報を取りに行くのが大人だ。
そんなことをドラゴン桜から僕は学んだ。
ぜひ、ドラゴン桜を読んでみてほしい。
今なら11巻分、コチラで無料で読めるのでぜひ!
まとめ
ビジネスマンが絶対に読むべき漫画10選を紹介した。
僕が1000冊以上の漫画の中でも、特に面白いと感じた漫画たちだ。
人生で悩み苦しんだとき、幾度となくこれらの漫画の名言に僕は救われた。
漫画から元気をもらったのだ。
あなたにとっても、これらの漫画が何かのキッカケになれば幸いだ。
共にがんばろう。
以上。
今日はこんなところで。
−書き手−
キャリアコンサルタントのHARUKICHI.(@harukichi_macho)
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