リバキャリ

リバキャリ‐Reverse Career‐

20代のキャリアがココロオドルwebメディア

リバキャリ
Reverse career

僕がはじめてキャリアカウンセリングを体験し、衝撃を受けたときの話


たまには、少しこのブログメディアを運営している理由について話したい。

 

改めてこのブログについて説明する。

25歳のサラリーマンとして働く傍ら、キャリアコンサルタントの資格を有した僕が、サラリーマンのキャリアに役立つ情報を発信している。

 

大きく4つの情報を発信している。

・ビジネススキル

・キャリアの悩み

・書評

・就職・転職

 についてだ。

 

自分自身がキャリア形成に悩み苦しみ、いまでも模索している中で、もっと他の人にも知ってもらって役立てて欲しい気づきがたくさんある。

 

情報発信を通し、キャリアコンサルタントとしての学びをアウトプットして、人の役に立ちたい思いがある。

 

そう思うようになった、原体験の話を今日はしたい。

 

キャリアコンサルタントの資格を取得したキッカケとして、「キャリアで悩む人を助けたい」と志した、鮮烈な想い出話だ。

 

 

高卒で工場へ就職

「高卒で工場へ就職」して3年目の21歳のとき。

社会に出て、自分の人生に迷い混乱してしまった時期がある。

 

僕は高校を卒業後に、化粧品会社の工場に勤めた。

仕事内容は、シャンプーやリンスを毎日のように大量に作るという仕事だ。

 

端的に言うと、20kgのセメント袋を持ち上げて投げてを繰り返すような、肉体労働だった。

200kgのドラム缶を手で転がしたりもした。

 

工場なので、夜勤もあって心身ともにキツイ。

想像していたよりも、何倍も仕事が辛かった。

 

なんで化粧品会社の工場に入社したかというと、「可愛い女子」がいると思ったからだ。

本当にバカな高校生だった。

 

そんな僕が一番辛かったのは「俺はこんなところで働いて人生を終わらせたくない」という願望とは裏腹に、現実があまりにも無情だったからだ。

 

同世代の友達は、大学で充実しているみたいで、SNSや地元で会った時にその話を聞く度に自分の人生がくだらないものだと悟った。

 

「何で周りは遊んでるのに、自分だけこんな苦しい想いをしてんだよ」と。

 

いま振り返ると、ただのひがみや嫉妬のような感情なのだろう。

 

当時の僕は、自分が何をやりたいのかよく分からない状態だった。

 

だから色々と言い訳もしたし、全てを否定した、いわゆる自暴自棄。

「高卒は格好悪い!」

「俺はこの会社で何も成長できない」

「なんで俺だけこんな酷い目に合わなくちゃいけないんだ」

といった風に卑屈になった。

 

人生を変えるために大学進学を志すが…

僕は人生を0からやり直すために、勤めて3年目になる大手化粧品会社を辞めて、新聞奨学生になり大学受験を決意。

 

何かを変えたかった。

高卒の工場勤務なんか辞めて、逃げ出したかったのだ。

 

時間はかかってもいいから、大卒の資格を取るんだと意気込んで、会社の上司に辞める旨を伝えた。

 

尊敬出来ない上司だったので、特に何の申し訳なさも感じず、「本当にこの会社で無駄な時間を過ごしたなぁ」くらいの気持ち。

 

「親を安心させるためと可愛い女子目当てで、こんなクソつまんない会社に入って失敗した」と、捨て台詞を吐いた。

 

しかし、この後の出会いが僕の人生を根底から覆した。

 

キャリアカウンセリングによって人生が一変

退職願を出し、来月いっぱいで会社を去ることを伝えた後、工場長が「話をさせてくれないか」と引き止めにきた。

 

僕は本気で辞めるつもりだったので、聞く耳を持たずに面談をするつもりだった。

 

その面談には、他にも工場内の人事課長や部長がいて、自分が入社当時からお世話になった方々がいた。

 

まさに採用面接と同じメンツではないか。

退職面接でもやろうというのか?

 

ここで3年前の記憶が蘇った。

 

当時の私は、この会社の内定通知を貰って喜んでいたこと。

この会社で働ける誇りを最初は持っていたこと。

 

いつからか僕は、自分の心が歪んでしまったことをこのタイミングで気付かされた。

 

工場長が僕に「どうして、きみは会社を辞めるの?」と聞いた。

僕は「大学に行って勉強をしたいんです」と答えた。

 

そしたら、また工場長が「どんな勉強をしたいの?」と私に聞いた。

 

そこで、僕はこう返した。

「経済や経営などといった、もっと世の中に役立つことを知りたいんです」と答えた。

 

工場長は「この会社で働いた方がきみの学びたいことは学べるよ」と語った。

 

その後も「会社を辞めたいことに気づけず申し訳ない」とか「きみを採用した理由は勉強熱心で誰よりも会社へのアツい想いを感じたから」と、僕の目を見てアツく語った。

 

僕がこの会社で働く意義を改めて気づかせてくれた。

 

さらに、このタイミングでもう一つ気づかされた。

大学で勉強したいと言っておきながら、ただ現状から逃げている自分に気づいた。

 

そして大学なんかよりも、人生の学びとなる「実学」ができるのは会社だということに。

 

これはどういうことかというと、

「お金のことだったら、経理グループから学べる」

「教育・採用に関することなら人事グループから学べる」

「経営のことなら工場長から直々にいろいろな話を聞いて学べる」

のだ。

 

大学よりも、よっぽど世の中に役立つことが学べるのは会社なのだ。

 

大学に行く目的が「勉強したい」という固執した、漠然としたキャリアビジョンの僕に、別の道もあることを気づかしてくれた瞬間だった。

 

僕は「大学で勉強したい」という口実で「大学に進学すれば世の中の見る目が変わる」と思い込んでいた。

 

だけどそんな他力本願では、大学に行ったとしてもまた不満が生まれることに気づいた。 

 

自分の人生を彩るのは社会評価や友達の見る目だと思っていた。

いい大学やいい会社が自分のキャリアを育ててくれると思っていた。

それは間違っていた。

 

自分のキャリアは自分の手で作っていくモノ。

どんな境遇や環境でも、その場所からすぐにでも作られていくモノなのだ。

 

そのことに、会社を本気で辞めようと思ってはじめて気づかされた。

 

目の前の仕事に没頭して起きた変化

結局、工場長との面談後、退職願をとりさげて懸命に働いてみた。

会社から学べることを学び倒してやろうと思って。

 

工場の肉体労働という場所から、僕のキャリアを受け入れてスタートしたのだ。

 

工場現場で「やってられねー」と思うような仕事も「俺にしかできない仕事にしてやる!」という意気込みで、石の上にも三年がんばってみた。

 

そしたら、全く別世界へと僕のキャリアが切り開かれていった。

頑張りが認められて3年後には別の部署に異動することができた。

工場現場での肉体労働とは正反対の知的労働を行う部署へと。

 

そして高卒で8年目の今年、時間は掛かったけど、大卒と同じ「総合職」として登用された。

 

いま目の前にある仕事を本気でやり続けたら、キャリアが面白いほどに切り開かれた。

僕はこれをニュートラルキャリアと呼んでいる。

 

過去に固執せず、未来にもとらわれずに、いまある目の前の仕事とニュートラルに向き合うことで、形成されていくキャリアだ。

 

僕はこの考えに気付けなければ、一生言い訳をして「自分の人生はこんなはずじゃない」と憂鬱に過ごしていただろう。

 

幸運にもこうして気付くことができたのは、工場長が僕にキャリアカウンセリングに近い経験を与えてくれたからだ。

 

そして僕は、高卒で仕事を転々とする周りの友達を見たり、過去の自分に対して熱い気持ちが沸き起こった。

 

キャリアコンサルタントへの道

キャリアで悩む人が世の中にはたくさんいる。

 

僕が悩んだように、人はそれぞれ様々な悩みを抱えているし、日々その悩みと対峙している。

 

やりたいことを仕事にすべきか悩み、結婚で仕事を辞めるべきか悩み、転職で年収をあげたいと悩む。

 

だけど、本当に重要なのは手段である行動よりも、その悩みの根底にある想いだ。

 

「なんでやりたいことを仕事にしたいのか?やりたいことは趣味じゃダメなのか?」

 

「結婚で仕事を辞めるべきかなぜ悩んでいるのか?結婚しながら仕事を続けたいのか?」

 

「転職で年収をあげたいのはなぜか?いまいる会社では不可能なのか?」

 

と、自問自答することが大事だ。

だけど、そうはいっても自問自答できるなら問題はすぐに解決していく。

 

解決できないから、悩むのだ。

その悩みの解決をするのが、キャリアコンサルタント。

 

キャリアの悩みに処方箋を出す、いわゆるキャリアの医者だ。

 

悩みをキャリアコンサルタントに話すことで、”経験代謝”という現象が起き、自分の中に答えが導きだせることを僕は知った。

 

”経験代謝”とは、相談者が自分のありたい姿を見出すのを支援する働きかけだ。

 

キャリアコンサルタントが相談者が何に悩んでいるのか、過去の経験を振り返り、その経験に対してどんな意味があり、何を感じたのかを一緒に考えていく対話法である。

 

”経験代謝”を行うことで、相談者が自身の「経験」を通じて自分自身について洞察していくなかで、自分のありたい姿やキャリアの悩みを徐々に浮かびあがらせていくのだ。

 

こうして僕は、当時キャリアで迷っていた自分と同じように悩む人がいるならば、キャリアコンサルタントになり、助けたい気持ちが芽生えた。

 

「キャリアで悩む人を助けたい」と思い、キャリアコンサルタントになった。

 

特に僕と同じように高卒で社会に放り出され、キャリアで悩む若者を助ける一つの手段として役立ちたいと願い。

 

キャリアカウンセリングとは、よく同じモノを同じ目線で見て感じる行為と呼ばれる。

例えるならば、一緒のベンチに座って同じ方向を見て対話をするイメージだ。

  

だから、このブログメディアもキャリアで悩む人を応援する、一種のキャリアカウンセリングのような場所にできたらと思う。

 

僕が書く文章で、読者のあなたに少しでも気づきやキッカケを与え、人生がよりよい方向に進むことを願って。

 

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以上。

今日はこんなところで。 

 

−書き手−

キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho) 

 

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