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Reverse career

不器用な人ほど、文章を書いて伝えるコミュニケーション能力を養うべき理由

 

僕、口ベタで話するの苦手なんですよね。

 

人見知りということではないけど、おそらく、考えていることを言葉にして話すこと、好きじゃないんです。苦手なんです。

 

だから苦手を克服することも大事だけど、それを受けれることも同じくらい大事かなと僕は思います。

 

そこが僕にとって、出発点になるんじゃないかと。

井家 将@ NZ on Twitter: "ワロタ これは『ブラックジャックによろしく ...

漫画「ブラックジャックによろしく」より

 

とはいえ、これまでの記事では人に気持ちよく仕事を引き受けてもらう3つのお願いの基本を書いたり、会議ではバカな意見をいうことにより、全員の目合わせを行い結論へと導くなんて発言をしてるにも関わらず。

 

それにはちゃんと理由がありまして、僕は人と話すとき、相手の顔色うかがったり、この言葉をいったら相手はどう思うのだろうかといった、忖度がまず入るんですよね。

 

つまりこれって、本当は僕が話したい言葉を削ぎ落として残った、本当に美味しい部分だけを提供している果実のようなモノなんです。

 

冷蔵庫で冷やしたリンゴの皮を綺麗にむいて、相手が食べやすいようなサイズにカットして提供する感じなんですよね。

 

別にそれが生きづらいとまでは思ってないんですけど、本当は「室温のリンゴを皮なんてむかずにかぶりついて食べてよくね?」と思っちゃう僕なわけです。

 

だから、僕の言葉をそのまま丸ごとバナナのように詰め込んで提供するには、やっぱり「文章にして書く」という手段が適切なんじゃないかなぁ、と最近は思うのです。

 

とはいえ、文章にしていく作業が苦手な人には身も蓋もない話になってしまうのですが、きっとこの文章を読む人の中には、多少なりとも文章を読むことが好きだったり、書くことが好きな人がいると思います。

 

これから文章を書いていきたい人、仕事で文章力を向上したい人もいるかと。

そういう人に少しでも僕の文章が、言葉が届けばそれでいいんです。

 

さて、僕は好きなことを好きなように文章にして書くことに、味をしめています。

 

そう思い初めて気づいたら、

ブログで100本以上の記事を書いたのですが、あることに気づきました。

 

「不器用な人ほど、文章を書いた方がいいじゃないか」って。

  

僕はよく、「言葉を文章にして伝えるの面倒くさいし話した方が楽だよ」って人にいわれます。

 

でも僕は「相手を気遣ったり、相手を想って話すことは難しい」と思うのです。

 

面と向かって簡単に本音なんていえないじゃないですか。

目を見て話すのも恥ずかしいです。

 

もちろん感謝はします。

お世話になった人に対して、自分が感謝したい人には頭を下げ、時には涙すら流すサンジのように。

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漫画「ワンピース」より

 

自分に不器用だからこそ、文章にして伝えたいことを伝えているのです。

その方が僕にとっては、よっぽど面倒くさくない。

 

いま流行のユーチューバーによって、「文章なんて読む時代は終わった」と否定される世論もありますが、動画や話し言葉じゃ伝えきれないことって、結構たくさんあるんじゃないかと思います。

 

たとえば、こんなのです。

教室にいた時の窓辺の風、自転車に乗ってかじったソーダ味のアイス、短く切ったスカート、理科室の冷房、粉のついた使いかけのシーブリーズ。

そういった安っぽいものがどうやら好きらしい。

「夏、シンドローム」より

 

文章には”人に想像させる”という役割があります。

 

これは、文章を目で追って意味を考え咀嚼し、自分の脳内で過去の記憶や体験といったことを元に現像化させ、”人に想像させる”のです。

 

先ほどのくつざわさんが書いた「夏、シンドローム」の文章を読んで、おそらくみなさん1人1人が、

 

・室にいた時の窓辺の風

・自転車に乗ってかじったソーダ味のアイス

・短く切ったスカート

・理科室の冷房

・粉のついた使いかけのシーブリーズ

 

を自分の過去の記憶や体験を頼りに、想像して頭の中で現像化したはず。

 

僕も自転車に乗って、よくガリガリ君のソーダ味を食べたなぁと思い出し、あの時に出た”あたり棒”は宝くじでまるで1億円が当たったかのように嬉しくてガッツポーズをした記憶が蘇った。

 

これが文章の醍醐味なんじゃないかと、僕は思うのです。

文章ならではの面白さなんですよ。

 

”頭や心の中で感じたことを言葉にできる”、これって文章を読んだり書いたりすることで得られる体験なんじゃないかと。

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漫画「君たちはどう生きるか?」より

 

だけどユーチューブでは、この価値を提供することは非常に難しいと僕は思います。

 

なぜならユーチューブは、既に現像化させられたモノを強制的に視覚情報として与えられるので、文章よりも想像する必要がない、もしくは想像する暇がないのです。

 

そもそもユーチューブって、頭を使わうダラダラ眺めて見る、暇つぶし動画って思う人が多いんですよ。

 

ユーチューブを見て、いちいち一時停止をして「この言葉の意味ってどういうことだろうか?どういうことなのかな?」と考える人は少ないはず。

 

だからこそ、いまの若い人は文章を読む面白さや文章の書く楽しさみたいなことを知って損はないと思います。

 

ユーチューブを見ることが暇つぶしにおけるジャンクフードだとしたら、文章は栄養価が高いフルーツです。

 

そんなわけで、話せば1分くらいの内容を、僕は不器用だから2000字の文章にして伝えたわけですけど、”皮をむかずにそのままのリンゴ丸かじり”みたいな文章が書けて僕は満足です。

 

共にがんばりましょう。

 

今日はこんなところで。 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

    

−書き手−

キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho) 

 

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