「考える力は、どうすれば磨けるの?」
そんな悩みを持つビジネスパーソンも多い。
少なからず、僕は20代前半のとき、悩んだ。
なぜ悩んだか?
ビジネスにおいて「考える力」は、必須能力だから。
野球でいう「捕る・投げる」に値するだろう。
つまり、ビジネスにおいて「考える力」がないというのは、野球でいう「捕る・投げる」ことが上手くできないのと同意。
また、ビジネスで「考える力」が不足するのは、非効率を生む。
絶対的な正解はないのだが、1つ有効的な最適解を数年かけ、僕は身につけた。
今回は「考える力」を磨くために有効的な思考法を紹介したい。
- ファクトベース思考とは?
- ファクトベース思考で語るべき3つの理由
- ファクトベース思考は課題を明確化させる
- まとめ
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ファクトベース思考とは?
「考える力」がないとは、どういうことか?
物覚えが悪いことか?
勉強ができないことか?
自分の頭で考えることができないことか?
答えは「客観的に納得できる最適解」を導き出せないことだ。
僕はそう考えている。
では、どうすれば「客観的に納得できる最適解」を導き出すのか?
最も手っ取り早いのが、ファクトベース思考を活用すべきだ。
ファクトベース思考とは、「事実・データに基づいて物事を考える」思考法である。
また、論理的思考の土台となるのが、このファクトベース思考だ。
論理的思考は、ファクトベース(事実・データを基に)に論理構築し、結論を導き出す。
その上で欠かせないのが、ファクトベース思考なのだ。
では、このファクトベース思考はどんな利点があるのか?
ファクトベース思考で語るべき3つの理由
正しい事実を元に考えたことは、論理構築が多少粗くても客観的に納得させることができるが、なぜだろうか。
ファクトベース思考で語るべき理由は、大きく3つある。
①ファクトは論破できない
「総務省統計局のデータによると、日本の人口は約1億2595万人だ」
統計局ホームページ/人口推計(令和元年(2019年)10月確定値,令和2年(2020年)3月概算値) (2020年3月23日公表)
そういわれて、あなたは反論したいだろうか?
反論できないはずだ。
なぜなら、ファクト(事実)は誰にも否定できないから。
ファクト(事実)は最強の根拠や理由となるのだ。
コナンくんも事件が起きた際には、まずファクト(事実)を集める。
犯人を割り出すため、最も重要な証拠だと認識しているからだ。
②ファクトは客観性を担保できる
ファクト(事実)については、反論できないと述べた。
反論できないということは、「客観性がある」ということだ。
ファクト(事実)で語る全ての事柄には、「客観性」が担保される。
つまり、自分の主張を補強する根拠として有用なのだ。
「明日は雨が降ると思います」
と
「今朝の天気予報では、90%の確率で明日は雨が降るといってました」
では、どちらが客観的な説得力を感じるだろうか?
間違いなく後者のはずだ。
ファクト(事実)は、強い「客観性」を持つのだ。
③ファクトは感情を切り離す
ビジネスの現場で、よく意見を語ってしまい説得力を欠く人がいる。
たとえば、こう語る人がいたとする。
「部長、営業部Eチームはほとんど機能していないです。人件費を削減した方がいいと思います」
これを聞いて、「そうか、じゃあ営業部Eチームの人員整理をしよう」と考える営業部長はいないだろう。
なぜなら、あくまでこれは「意見」だからだ。
「意見」は人を納得させることが難しい。
「意見」には100人いたら100通りの答えがあるから、信憑性の担保が難しいのだ。
もしこう答えていたらら、どうか。
「部長、営業部Eチームですが、1人あたりの営業利益は他チームに比べて50%以下です。
この原因は、クライアント数に対する営業社員が余剰であることが原因です。
営業社員を30名から15名に減らすべきです。そうすれば、他チームと同等の営業利益を確保できます。」
これを聞いた営業部長は、「そうだな。人員整理できるように人事に働きかけるよ」と重い腰を少しは上げるはずだ。
ファクト(事実)は意見と異なり、100人が見ても1通りしか存在しない。
個人的な好き嫌いといった感情を切り離すことで、ビジネス効率を最大化するのだ。
100通りの意見を集めるよりも、1つの事実を集めた方が人を説得しやすいのだ。
的外れなとこで頑張っては、人を説得できないのだ。
ファクトベース思考の欠点
ただ一つ、ファクトベース思考に欠点があるとすれば、事実・データを集めるのに時間を要することだ。
なぜなら、誤った事実・データを集めては、正しい結論を出すことができない。
人を説得することができないのだ。
だが、これは訓練したら効率的にファクト(事実)を集める能力は身につく。
大きな心配はない。
こちらの鬼速で仕事を終わらせる方法を見れば問題ないだろう。
ファクトベース思考は課題を明確化させる
ビジネスで最も苦労するのは何か?
それは課題を明確化させることだ。
答えがないビジネスの現場では、日々業務改善や利益向上を目的に課題解決が日常茶飯事である。
そこでファクトベース思考が役に立つ。
ファクト(事実)は課題を抽出し、明確化させるのだ。
たとえば、客が入らず売上が低迷するラーメン店があるとする。
この店の売上が低迷する原因をファクトベース思考で考えてみよう。
ファクト① 町の商店街の中にある
ファクト② 客層は高齢者が多く、若い人は少ない
ファクト③ ちょうど1年前から売上が低迷し、月40%ダウン
この3つのファクト(事実)だけでも、様々な課題が想像される。
課題① 町の商店街はシャッターを締めた店も多く、人通りが減っている
課題② 高齢者は食が細く、単価が低い
課題③ ちょうど1年前に商店街の中に二郎系ラーメン(競合店)が出現し、お客が流失して月40%ダウン
あくまでどれも仮説だが、この仮説を否定できる人はいない。
なぜならば、ファクト(事実)を元に立てた仮説だから。
ファクト(事実)は否定できないので、この仮設も否定できないのだ。
あとは、仮説検証して仕事を進めていけばいいだけの話。
ファクトベース思考は、効率的に課題を抽出し、明確化することができるのだ。
まとめ
・「考える力」がないとは、「客観的に納得できる最適解」を導き出せないこと
・「客観的に納得できる最適解」を導き出すにはファクトベース思考を活用するべし
・ファクトベース思考で語るべき理由は、大きく3つ
①ファクトは論破できない
②ファクトは客観性を担保できる
③ファクトは感情を切り離す
考える力がない人は、ファクトで物事を考えることを知らない。
ファクトベース思考を活用し、誰もを唸らせるような提案や報告に活用しよう。
ビジネスマンにとって、ファクトベース思考は欠かせない存在だ。
僕も、これから先ずっとお世話になるだろう。
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−書き手−
キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)