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高卒でとりあえず就職したら「やりたいこと」が見つかった。だから「夢」は無理に持たなくていい。

 

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高卒でとりあえず就職したら

 

どうも、キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)っす。

夕方頃、ニュースで空いた口が塞がらない事件が起きました。

 

それがこれ。

 

コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、専門家の方々が放った、「若者が高齢者への感染拡大させる。外出を控えるべき」との主張。

ニュースの報道を見る限り、他人事のように専門家の方々が語る口ぶりに、嫌な感じがしました。

これについて、ネットでは炎上中。

 

小中高を一斉休校にした上、テーマパークの閉鎖、卒業式などのイベントも中止しておきながら、さらに若者の感染拡大を阻止したいと言うのはおこがましいというのが若者の多くの反論。

 

確かに、高齢者の方々の大事を考えたら免疫力のある若者がウィルスを移すことは絶対に避けるべきことなのは理解している。

 

だが、これ以上、若者の自由を奪わないであげてほしいっすね。

3月という別れや節目の時期でもあるので。

 

さて、今日は

高卒でとりあえず就職したら「やりたいこと」が見つかった。だから「夢」は無理に持たなくていい。

という話をします。

 

自分は高卒でとりあえず就職したら、「やりたいこと」が見つかりました。

就職するまでは、競輪選手になりたい、経営者になりたい、起業家になりたいとか、「なりたいもの」ばかり追いかけてました。

 

これが世間一般でいう、「夢」ってやつですかね。

 

ですが、「なりたいもの(=夢)」って結局は自己満足だったことに気づきました。

 

ではなぜ、夢は「自己満足」で終わってしまうのか。

自分は「やりたいこと」を見つけることができたのか?

 

●目次

  

高校3年生の夏、夢破れて現実を受け入れ就職した

自分は高校3年生のインターハイまで、競輪選手になるのが夢でした。

高校も競輪選手になるために、埼玉の強豪である工業高校に入学。

 

中学の時はそこそこ勉強もできていて、偏差値は中学レベルですが60以上でした。

普通高校に入って大学に行く予定でしたが、競輪好きの親父に「お前は競輪選手になれ」と言われ、高校から自転車競技を始め、競輪選手への道をスタート。

(当時は猛反発していました・・・笑)

 

中学3年から競輪の練習をしたおかげで、高校2年からインターハイに出場できました。

累計で全国大会には6度出場し、個人種目で関東大会では3位に入ることができました。

 

そして、高校3年生のインターハイで個人種目で全国7位となり、自分の部活動としての競輪は終わりました。

 

自分の中では。「よーし、ここから競輪選手を目指すぞい!」と思っていました。

10月に控えた国体もあったので。

 

ところがどっこい。

引退後の夏、親父からは「お前には競輪選手は無理だな。就職しろ。」と、またしても想定外の言葉を放たれ、就職する道へ今度は大きく舵をきることに。

 

夢、破れました。

 

正直、自分は好きで始めた訳ではなかった「競輪選手になる」という夢は、親父や支援してくれた兄貴のために「なりたいもの」になっていたと自分の中では気づいていました。

 

だから、就職することへの切り替えもすんなりできたんです。

 

 

就職する会社は、部活動の成績もよかったし、学業もそれなりにクラス内で1桁の成績だったので、どこでも好きに選べました。

自分は機械科だったこともあり、自転車の経験を活かし、ブリヂストンサイクルと言う会社に入ろうと思っていました。

 

が、ここでもまた、親父の登場です。

「これから伸びるのはこことここだ!一部上場企業のここに入れ!」と訳も分からず提示してきたのは、化学メーカーと化粧品メーカーの工場2社でした。

 

自分はこうして、大手の化粧品メーカーの工場に就職することになりました。

 

↓高卒で就職する話はこちら

 

www.haruharu-career.com

 

また、高卒の新卒ルールが変わる可能性もこちらの記事で書いています 

www.haruharu-career.com

  

1000回、会社を辞めようかと悩んだ

 

入社してすぐ、現場作業の方を支える補助作業員として現場に駆り出されました。

入社して18歳の自分は、工場の現場作業が想像を遥かに超える肉体労働に度肝を抜かれました。

 

馬鹿だったので、化粧品会社というだけで、きれいなお姉さんと9〜17時の間、一緒にのほほんと過ごすだけ、超楽しそうじゃん、とポジティブに考えてたので地獄です。

 

しかも職場に女性は0です。まさに生き地獄でした。

 

そんな中でも色んな先輩方が社会の酸いも甘いも教えてくれました。

それを聴いて、「世の中、納得のいかないことが多すぎる」と若気が至って反論していたのを覚えています。

 

当時の自分は、意識が超高いガキだったので、「こんな会社じゃ自分は成長できない。金を稼げるビジネスマンになれない。」と不平不満ばかりを心に宿していました。

 

そんな感じだったので、ことあるごとに「こんな会社辞めてやる!」と何度も辞めかけました。

 

少なくとも、会社を辞めたいと思ったのは1000回を超えています。

 

入社して3年間で、退職届けを貰って工場長に提出したのが2回ありましたが、話し合いの結果、まだもう少し頑張ろうと今日まで続けてきました。

 

ではなぜ辞めなかったかというと、「ネガティブな理由で会社を辞める自分に負けたくなかった」の一点に尽きます。

 

会社を辞めるのに、「会社が嫌だから辞める」のはわがままだと思います。

様々な退職や転職するパターンがありますが、会社への不満というのは大抵、自分が望んでいる提案が会社に通らないという、自身の能力不足がほとんどのケースなんです。

 

ブラック企業やおかしな会社が多数存在しているので、一概に労働者自身のせいにしてはいけません。

しかし、ブラック企業をブラックと見抜く能力がなかったというのも事実です。

 

会社への不満というのは、自身のスキルアップに何もつながらないと気づきました。

 

そこから自分のため、会社のために何ができるかを考えるようになり、現場での改善活動や積極的な雑務を引き受けたりなど、小さな小さな信用を積みました。

目の前のことだけを必死になって。

 

その結果、社内転職という形で工場内の生産技術開発部門への異動を果たしました。

 

そこから、自分が追い求めていた「なりたいもの」にはなれなかったけど、目の前のことをがむしゃらに頑張ったら「なったもの」がそこにはありました。

 

この、目の前のことをひたすらに頑張る生き方を天命追求型の生き方といいます。

詳しくはこちらの記事に書いてます。

www.haruharu-career.com

 

働きだしてから本当の意味でやりたいことが分かった

そして、「なったもの」は人生では想像もしていなかった、化粧品の生産技術開発ということで、右も左も前も見えない仕事でした。

 

今はこの仕事を4年続けてきたので、昔に比べて格段に仕事の流れを掴んで業務をこなせるようになりました。

しかも、周りは9割大卒と院卒の頭がキレる人ばかりです。

中には東大卒もいます。

 

ここでは、自分が想像もしたことないエキサイティングな仕事をさせてもらってます。

一番手応えを感じているのは、お客さまが使う商品を自分の考えた工程で生産して、必要としている人に届けられる喜びでした。

 

その瞬間に「あっ、これが仕事なのか」と21歳で気づけたのは大きな経験でした。

人のためになることを会社を通じて行う。これが仕事の正体だったことに気づけたわけです。

 

この21歳の頃から「人のためになることをしたい」と日に日に強く思うようになった。

 

それまでは、自分が「なりたいもの」ばかり追いかけていたのに、今度は人のために何が「やりたいこと」なのかを探す自分に変わっていました。

 

その結果、自身の経験を踏まえ、「高卒が活躍できる世の中を創造すること」が今の自分の「やりたいこと」でした。

 

これを、キャリアコンサルタントの技能を活かし、「キャリア支援」という手段を用いて実現し、人のためになることをしたいと思いました。

 

自己満足の叶わなかった「夢」なんて持っていなくても 、立派に自分の「やりたいこと」を見つけることができたと自信を持っていいきれます。

 

まとめ

自分は、高卒でとりあえず就職したら「やりたいこと」が見つかった。

 

それらは、以下の3つの経験と行動、考えによって見つけることができました。

 

  1. 親の言う通りに高卒でとりあえず就職してみた
  2. 自分が追い求めていた「なりたいもの」にはなれなかったけど、目の前のことをがむしゃらに頑張ったら「なったもの」がそこにあった
  3. 自分が「なりたいもの」ばかり追いかけていたのに、今度は人のために何が「やりたいこと」なのかを探すようになった

 

高卒でとりあえず就職して、目の前のことにがむしゃらになってみたら、そこには立派に「なったもの」がありました。

そこから、今の自分ができる最大限の「やりたいこと」を小さく始めてみよう、やってみようと思えるようになった。

 

だから「夢」は無理に持たなくていい。

夢なんてなくても、目の前のことを がむしゃらに生きてみたら、そこには必ず「なれるもの」が待っている。

 

そこから、自分の「やりたいこと」が見つかると僕は思う。

 

今日はこんなところで。 

 

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