夢を掲げる人にとって、夢が叶うまで諦めずに追いかけることは容易じゃない。
大人が将来の夢を諦める年齢をご存知だろうか?
ある民間会社が行った「日本人の夢調査」によると、
人が夢を諦める年齢は『24歳』。
参議院議員の音喜多さんは、こう語る。
社会人も3年目になり、仕事も一通りこなせるようになってきた。
会社の中を見渡せば、だいたい◯年後にこのポジション、というのもわかる。
人によっては、自分の「限界」を感じ始めるのもこの頃かもしれません。
「独立起業して自らビジネスをやりたい」
「3年くらいしたら、海外に飛び出て世界で働きたい」
「選挙に立候補して、政治家になる!」
そんな夢を口々に言っていた学生たちが、
「自分のやりたいことは案外、この会社でも実現できるんじゃないか」
「それなりに評価もされているし、リスクを取る必要はないな」
「もうすぐ結婚するかもだし、家族を守ることが一番大事!」
と、現実に折り合いをつけ始めるわけですね。
人生100年時代と叫ばれる中、人生のタイムリミットが75%残っているにも関わらず、多くの人が夢を諦める。
なんと悲しい現実なんだ…。
これでいいのか?
そんなことを考えながら、You Tubeをサーフィンしたら、ホスト界の帝王「ローランド」の卒業生に向けたスピーチを見つけた。
夢を掲げる若者を勇気づける、素晴らしいスピーチだった。
その動画がこちら。
場所は「バンタンデザイン研究所」。
ファッション・ヘアメイク・美容師などを目指す若者が通う、専門学校だ。
「俺か、俺以外か。」そう語るホスト界の帝王、ローランド。
彼のスピーチは、彼の言葉は、間違いなく夢を掲げる人を後押しする。
- 笑われるぐらいの夢の方が、叶える価値がある
- 前例がないならば、作ればいい
- 才能が無いことも1つの才能
- 才能がないからこそ、試行錯誤ができる
- 自分自身は自分の味方でいてあげてほしい
- 世の中には2種類の人間しかいない
- まとめ
笑われるぐらいの夢の方が、叶える価値がある
この世には2種類の人間しかいない。 「俺か、俺以外か。」
そして、スピーチ冒頭でも「私か、私以外か。」そんな人生を歩んでほしいと語る。
「なんと上から目線な物言いなんだ!」と、正直このスピーチ動画を見るまで、ローランドがあまり好きではなかった。が、好きになった。
まず、めっちゃ博識高いのだ。
彼の店にはスティーブ・ジョブズの卒業式スピーチが全文英語で飾られている。
ホストがスティーブ・ジョブズを尊敬するなんて、おったまげ。
この卒業演説の言葉に、“Stay hungry, stay foolish”というのがある。
直訳すると、“ハングリーであれ、愚か者であれ”だ。
これを体現してきた、彼の話がここから始まる。
人に夢や目標を語った場合、2種類の返答がくる。
それは、”応援してくれる人間と支援してくれる人間”の返答だ。
応援してくれる人間は、「まぁ、がんばって。困ったときは助けるよ」なんて言う。
が、だいたい応援してくれない。
困った時に連絡しても、「ごめん、忙しい」といわれる。
あの時の口での応援は何だったのだろうか。。
きっと、心の中では「お前には無理だな」と思っていたのか。
支援してくれる人間は、自分が掲げている夢や目標を叶えるために相応しい「人を紹介」してくれたり、叶えるために必要な「情報をくれる」。
美容師になりたい人がいたら、「知り合いの美容師紹介しよっか?」とか「よく行く美容室から聞いた情報なんだけど…」という感じだ。
支援してくれる人は「お前にはできるから安心しろ」と、味方になってくれる。
若い人は、後者の”支援してくれる人間”に耳を傾けると、自分の夢や目標に近づいていく。
ただ、別に前者の”応援してくれる人間”が、悪いという訳ではない。
人って、そんなものだ。
建前でも応援してくれるだけマシだと考えよう。
では、どうやったら自分を支援してくれる人間を増やすのか?
夢や目標を語り、人からできるわけないじゃんと思われた時に。
ローランドはこう語る。
まさかの、”夢を否定するやつは全員見返す!”とは。
スケールが鬼すぎる。鬼舞辻無惨か。
つまり、否定した奴ら全員を見返すことが、支援してくれる人が増えるというのだ。
凄まじい戦略だ。
だが、これはあながち間違いじゃない。
僕の友達にも、誇り高きエリートで、尊敬する奴がいる。
そいつも同じようなことを言っていた。
「おかしいか…。いまのうちだ。せいぜい笑っておけ」と。
そいつは、馬鹿にされた奴らを見返すため、ライバルを倒すために修行を重ね、強くなった。
「金髪でホスト界の帝王」と「金髪でサイヤ人のベジータ王子」。
人に笑われたら、ラッキーとすら思っている戦闘種族(酒族)の彼らだ。
だからこそ、ローランドはこう語るのだろう。
人に笑われて、初めて夢となる。
そして、笑われた夢を叶えてこそ、叶える価値があるのだろう。
前例がないならば、作ればいい
前例とは、昔の人の常識だ。
”常識とは凡人が仲良く生きるためのルールだ”
そんな言葉を小栗旬から僕は教わった。
無論、人を悲しませるようなルール違反はいけない。
嘘は方便ともいうが、嘘つきは泥棒の始まりになりかねない。
サプライズという嘘は、人を幸せな気持ちにさせる。
浮気という嘘は、人から愛する人を泥棒し悲しませ、不幸にする。
同じ嘘でも、後者は人を傷つけるので気をつけよう。
才能が無いことも1つの才能
「家賃6万」「灯油ストーブ」が似合わない男を初めて僕はみた。
ちなみに、灯油ストーブってこれですからね?
そんな下積み時代を語られたら、どんな偉大な人間にも下積みは必要なのかもしれない。
勇気が湧く。希望がある。
明日から、灯油を買いに行こう。
ちなみに、彼がいま住んでいる六本木の自宅には、暖炉が室内に設置されているらしい。
話を戻すと、彼曰く、ホストとしての才能がなかったそうだ。
だからこそ、頑張れたと語る。
”自分はすぐ天狗になるから、才能があったら、絶対努力しなかった”そうな。
むしろ才能がなくて助かったとすら語っている。
それは、”試行錯誤”できるからだと。
才能がないからこそ、試行錯誤ができる
才能がないから”こそ”、試行錯誤していっぱい挑戦する。
挑戦して失敗しても、才能がないから”こそ”、自分と向き合いがんばれる。
なんとポジティブな。。
”でも”を”こそ”に変える力がスゴい。
例えば常人は、「やってみないとわからない」という言葉に、頭で分かっていても、やってみる人は少ない。
多くの場合、こんな反応をする。
でも…、
「やっても失敗する可能性高いから」
「やるお金と時間がないから」
「いま忙しいから」と、
結局のところ”何もやらない”。
では、どうすれば「才能がないから”こそ”、試行錯誤する」人間になれるのか。
自分自身は自分の味方でいてあげてほしい
人との比較を辞めれば、大半のやりたいことは実現できるのかも。
”才能がない”かなんて、人と比較するから生まれる感情だ。
世の中には自分が比較される出来事にあふれている。
受験、就活、恋愛、結婚、老後。
人はみな、生まれた瞬間から競争社会で闘っている。
誰かと常に競争し、負けまいと頑張っている。
その競争に、実は必勝法がある。
それは、”人との比較を辞めること”だ。
人との比較を辞めれば、自分と向き合える。
向き合えば、自信が湧き、行動するモチベーションを生む。
だから、自分自身だけでも自分のことを信じ、身を守っていく。
イシツブテのように。
世の中には2種類の人間しかいない
自分の人生の主役は自分。
「私か、私以外か。」
自分らしい人生を歩もう。
そんな生き方を、ローランドがあなたの背中を後押しするはずだ。
更にその後ろで、僕も背中を押します。
まとめ
「ローランド」の卒業生に向けた スピーチは、夢を掲げる人を後押しする でした。
<今日のまとめ>
・笑われるぐらいの夢の方が、叶える価値がある
・前例がないならば、作ればいい
・才能が無いことも1つの才能
・才能がないからこそ、試行錯誤ができる
・自分自身は自分の味方でいてあげてほしい
・世の中には2種類の人間しかいない
ローランドの生き様、マジカッコよかった。
あんな男になろう。
ローランドの大人気本はこちら!
以上。
今日はこんなところで。
−書き手−
キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)