どうも、キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)です。
ということで、昨日3月3日といえば、ひな祭りでしたね。
明かりをつけましょ、ぼんぼりに〜・・・
自分は男なので、無縁だったひな祭り。
が、ひなあられは大好きでした。
よく、小学生の給食にひなあられが出ますよね。
あれ、好きだったんです。
いまだからカミングアウトしますが、こっそり家に持って帰ってました。
ひなあられを食べれない友達がいたので、そいつが「食べれないからあげるよ」と1個くれました。
彼はひな祭りに学校に現れる祭神でした。
結果、自分のと併せて2個、家に持ち帰りました。
ひなあられを1日2個食べるなんて、「ブルジョアになったらどうしよ・・・」と心底不安でした。
誰にもバレまいと、挙動不審になりながら学校からの家路をそそくさと歩きました。
持って帰るまでは順調にいくのですが、持って帰って安心したのか、そのままズボンのポケットに入れたのを忘れました。
夜、お風呂上がりに食べようと思ったら、「あれ、ひなあられがない」と気づいた矢先、母ちゃんにひなあられ洗濯されました。
「ひなあられ」の原型はそこにはなく、「ゴミくず」でした。
せっかく2個持ち帰ったひなあられが、何一つ残っていないという、苦くて切ない思い出。
そんなこともあり、昔の記憶をたどってみたら、ひなあられ、全然甘くなかったです。
そしてここで、「二兎を追う者は一兎をも得ず」を自分は体現していた事に気づきました。追ってねぇけど。
昔のことわざに「し、してやられたっ・・・」と25歳になったいま、キーボード(という名の膝)を打ちました。
おしまい
・・・おはなをあげましょ、もものはな〜
すいません、変な回想シーンが入りました・・・。
本題に戻りましょう。ゴホン。
さて、今日は高卒でスキルアップするなら「教育訓練給付制度」を知らなきゃ損!?という話です。
一見釣りタイトルになってしまったのですが、普通にこの制度を世の中にもっと認知して頂き、労働者の方々に活用してほしくて書きました。
ではなぜ、高卒でスキルアップするなら「教育訓練給付制度」を知らないと損をするのか?
●目次
教育訓練給付制度とは?
教育訓練給付制度とは、厚生労働省が労働者に提供する給付金です。
厚生労働省のホームページの説明ではこのように書いています。
働く人の主体的な能力開発の取組みを支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度のひとつです。一定の条件を満たす雇用保険の被保険者(在職者)又は被保険者であった方(離職者)が自ら費用を負担して厚生労働大臣の指定を受けている講座を受講し修了した場合、本人が教育訓練施設に支払った教育訓練経費の一定割合に相当する額(上限あり)をハローワーク(公共職業安定所)から支給します。
要するに、「労働者のスキルアップを国が支援しますよ、あなたから毎月受け取っている雇用保険料を財源にして」という話です。
教育訓練を受講後に、ハローワークを通じて受講生と教育訓練施設の間で簡単に申請が済みます。
給付金が支払われる流れは以下の図の通り。
専門実践教育訓練給付金の拡充で あなたのキャリアアップを支援します | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンラインより引用
雇用保険料を支払っていて、かつ3年以上であればどなたでもこの給付を受け取ることができます。
また、初めて教育訓練給付を受ける方は、*1年以上、雇用保険料を支払っていればOKです。
*後述する一般教育訓練給付金の場合。専門実践教育訓練給付金は2年以上。
しかもこの給付金は、一度給付されてから3年以上たてば、何度でも給付金を受け取る事が可能です。(2回目以降も前回の支給から3年以上の期間を空ければエンドレスに給付金を貰えます)
そして内容ですが、これは厚生労働省が指定するスキルアップに繋がる教育訓練を受けることができます。
ただし上記にもある通り、「講座を受講し修了した場合」とあるので、途中で挫折したり投げ出したりした場合は、この給付金は貰えません。
ここだけは要注意です。
では、具体的にどんな教育訓練を受けることができ、いくらお金が貰えるのでしょうか?
何が教育訓練できて、いくら給付されるのか?
教育訓練給付金には「一般教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練給付金」の2種類があります。
①一般教育訓練給付金
一般教育訓練給付金とは、働く人の能力開発に関係する様々な講座が対象となるもので、具体的には次の分野の講座が指定されています。
・情報処理技術者試験などの情報分野
・TOEIC、簿記検定試験などの事務分野
・介護福祉士、保育士などの社会福祉・保健衛生分野
・大型自動車第一種免許、電気主任技術者試験などの免許・技術分野 など
支給額は、教育訓練施設に支払った教育訓練経費の20%に相当する額(上限10万円)
給付金をもらい、キャリアアップして再就職。「教育訓練給付金」って何? ★耳より情報もあります★ | シラソン 知らないと損するパートのギモンより引用
②専門実践教育訓練給付金
専門実践教育訓練給付金とは、資格取得の養成課程や専門学校の職業実践専門課程などが対象となるもので、具体的には、次の講座が指定されています。
・看護師、美容師、調理師などの養成施設で行われる1年以上の訓練
・専門学校で行われる技術、情報、医療福祉、ビジネス等に関する2年間の訓練 など
支給額は、教育訓練施設に支払った教育訓練経費の50%に相当する額ですが、講座修了後に資格等を取得し、受講修了日翌日から1年以内に再就職した場合には、教育訓練経費の20%に相当する額が追加支給されます。(つまり、両者①,②を合計して教育訓練経費の70%が支給されることになります。なお、合計額の上限は1年間につき56万円です。)
給付金をもらい、キャリアアップして再就職。「教育訓練給付金」って何? ★耳より情報もあります★ | シラソン 知らないと損するパートのギモンより引用
な、な、なんと、教育訓練の内容次第では、資格取得やスキルアップに支払ったお金の最大70%も戻ってくるんです!
100万支払ったら、70万戻ってくるんですよ。
凄くないですか?
例えば、簿記の資格取りたいなぁと思って、教育訓練給付制度が活用できる資格の学校に入学し、修了さえすれば、*最低でも20%はお金が戻ってくるんですよ!
*ただし、2万円以上の講座に限る
ユーキャンでもこんなにお金が戻ってくるんですよ!
教育訓練給付制度【ユーキャン】より引用
こんな耳寄りの情報を厚生労働省は全然宣伝してくれないもんですから、自分が勝手にアンバサダーとなり、宣伝してます。
ここで興味が湧いた方は、足早に以下の厚生労働省のサイトやユーキャンへ飛んでぜひ、みてください!
↓厚生労働省の教育訓練給付制度の講座一覧や詳細はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku_shitei.html
↓ユーキャンの教育訓練給付制度の講座はこちら
では、次に高卒で就職した人こそキャリアアップに合致している理由について、説明します。
高卒で就職したら19歳から給付制度を活用できる
高卒で18歳から就職した場合、最短で19歳で給付制度を受けることができます。
お金を稼ぎながら19歳であれば、様々な学校や資格取得、自分の将来のキャリアを見据えて興味のある分野にお金を使えます。
やり切りさえすれば、20%は最低お金が戻ってきます。
その次は23歳でまた給付制度を活用することができるので、若い内から多くのスキルアップを社外で積むことができる制度なのです。
高卒で早くから社会に出て雇用保険料を支払っているからこそ、活用できる制度だと思います。
私自身20歳でこの制度を知り、21歳でキャリアコンサルタントの資格を取得するために学校に通いました、
総額65万円の費用を払いましたが、無事に修了して20%である13万円が自分の手元に戻ってきました。
実際に支払った金額は53万円で済みました。
裏を返せば、この制度を知らなかったら13万円、損をしていたんです。
世の中には知らなきゃ損する事があるとは思っていましたが、まさにこの制度がその一つでした。
特に高卒で就職する場合、SNSに流れているような「1日30分で10万稼ぐネットビジネス」とか上手い話に騙されがちです。
過去に自分も騙されそうになったのは秘密。
本当に有益な情報はあまり知れ渡っていないことが多く、そのほとんどが複雑な仕組みなので、自分の目で見て頭で考えて情報を選ぶことが重要ですね。
高卒で就職する人には、「教育訓練給付制度」を活用してスキルアップを目指すことを、キャリアコンサルタントの自分が実体験を元にオススメします。
まとめ
スキルアップするなら「教育訓練給付制度」をどんどん活用してください。
せっかく支払っている雇用保険料を有効に自身のスキルアップに活用すべきです。
世の中には誰も教えてくれないけど、たくさん税金が投下されてて知らなきゃ損する制度が溢れています。
ぜひ、みなさんの将来を見据えたキャリアアップに本制度を活用していってほしいものです。
自分も、数年前に受給してから次の給付制度を活用できる時期なので、自身のスキルアップに活用したいと思います。
今日はこんなところで。
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はるきち。
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その現実を踏まえて、合わない仕事だったら早急に転職をしていいと思う。
自分自身、転職サイトに登録しているし、高卒の転職なこともある程度は理解している。
転職しても仕事が見つからないとか高卒の転職は難しいなんて声もある。
しかし転職サイトに登録していないと何も始まらない。
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