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東大卒の先輩に「仕事覚えが悪いのは、エビングハウスの忘却曲線を理解せず復習しないから」と教わった

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「仕事の覚えが悪くて困っている…」

 

「記憶することが苦手で、勉強できないんです…」

 

「仕事がデキるようになって周りから認められたい…」

 

そんな悩みを抱えている貴方様には、朗報です。

 

もしも、もしもですよ。

 

簡単に仕事覚えを改善し、物事の記憶力を上げ、人よりも仕事がデキるようになったらどうでしょう?

 

めちゃ嬉しくないですか?

 

そんな訳で、東大卒の先輩に「仕事覚えが悪いのは、エビングハウスの忘却曲線を理解せずに復習しないから」と教わったことを書き留めます。

 

 

仕事覚えが悪いということは職場で不利になる

 

社会人になれば、勉強なんてしなくていい、なんてことはまるでない。

むしろ社会人こそ勉強は必要ですよね?

 

特に新入社員時には覚えることはわんさかあります。

 

部署異動、転職、新たな事業づくりの際にも調べて、覚えることは尽きないです。

 

社会に出ても「勉強」からは逃れられないのが現実です。

 

私も、沢山勉強をしてきました。

 

「資格を取るために勉強する」

「専門スキルに磨きをかけるため勉強する」

「プレゼンを成功させるための資料作成を勉強する」

 

勉強とは学生だけの務めではなく、仕事を覚えるために必要な手段です。

 

たちの悪いことに、学校と違い試験範囲やポイントなど存在せず、毎日のように覚えることが山積み。

 

中には教科書に乗っていないことばかり教えてくる職場だってあります。

 

そういった意味で、物覚えや仕事覚えが早い人は仕事をする上で有利なんですよね。

 

逆に、物覚えや仕事覚えが悪い人は圧倒的に不利。

 

仕事覚えが悪いということは、与えられる仕事の幅も狭まるから。

 

どんどん責任が大きい仕事を与えても、現状与えられた仕事を満足にできていない社員に仕事が回ってこないのです。

 

では、どうすれば仕事覚えが改善できるのでしょう?

 

東大卒の先輩が教えてくれた仕事を覚える上で大切なこと

 

誰しも一度は思ったことありませんか?

 

「いくら勉強しても全然覚えられない。勉強、面倒くさいな…」

 

そんな悩みを私も抱えていました。

 

その時、東大卒の研究者からあることを教わったのです。

 

私「仕事覚えが悪くて、何か簡単に覚えられるモノないですか?ドラえもんの暗記パンみたいな」

 

東大卒先輩「それなら。“ふくしゅうしん”が大事だよ」

 

私「復讐心ですか??

NARUTOのサスケみたいな?

自分の一族が暗殺された経験とかないんすけどねぇ…」

 

東大卒先輩「違うよ。復習心だよ」

 

私「ういっすw」

 

東大卒先輩「“復習”ほど、時短で効果的に仕事を覚える方法はこの世にないよ」

 

 

そこから、復習するんだという心の持ちようが大切だと知りました。

 

仕事を時短で効果的に覚える上で「復習心」を持つことが大切なんです。

 

では、具体的になぜ復習する姿勢、「復習心」が大切なのでしょうか。

 

エビングハウスの忘却曲線と記憶の関係

 

東大卒の先輩曰く、「復習心」はある理論に基づいて大切なんだと語っていました。

 

その理論こそが「エビングハウスの忘却曲線」です。

 

エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが発表した理論です。

 

人が物事を記憶してから忘れるまでのメカニズムを理論化したものになります。

 

エビングハウスは、複数人の大人に対して無作為に無意味な音節を記憶させ、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しました。

 

その実験結果がこれです。

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エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング | 留こみ!

 

この実験結果では、暗記したモノが1時間後に44%しか脳に記憶されていない事が証明されました。

 

また、翌日には33%しか脳に記憶されていないのです。

 

例えば、仕事で10個学んだことも、翌日には3個しか脳の記憶に定着していないことになります。

 

人間がどれほど忘れる生き物か、この実験で証明されたのです。

 

では、このエビングハウスの忘却曲線を、仕事覚えにどう活用するのか?

 

エビングハウスの忘却曲線は復習により変化する

 

翌日には、学んだことの7割を忘れてしまうんです。

 

もしあなたが、今日会社で新しく覚えた7割の知識は明日、忘れてしまうとしたらどうでしょうか?

 

これほど恐ろしいことはないかと思います。

 

例えば、こんな質問をしたとします。

「昨日の朝ごはんは何を食べましたか?」

 

思い出せましたか?

半分くらいの人は即答デキるかと思います。

 

次にこの質問をします。

「1週間前の朝ごはんは何を食べましたか?」

 

思い出せましたか?

この質問には、1割に満たない人しか即答できません。

 

人間がいかに忘れっぽい生き物か理解できたかと思います。

 

では、我々はどうすればよいのか?

 

ここで、学生時代に誰しも教わった、ある言葉が頭に浮かびます。

 

「お家に帰ったら復習をしましょう」

 

誰しも一度は先生、親、塾の先生に言われた経験があるかと思います。

 

仕事覚えを改善する方法は、私達が小さな子供の頃から大人がずっと教えてくれていたんです。

 

なぜなら、復習する行為はエビングハウスの忘却曲線を緩やかに変化させ、記憶を定着させるのです。

 

この図をご覧頂きたい。

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「エビングハウス忘却曲線」から分かる効率的な復習のタイミングとは? | マナブレイン


復習なしの場合、勉強したことが1週間後に80%忘れるんです。

 

だが、勉強した2日後に復習しておけば、50%忘れるだけで済みます。

 

あくまで個人差はあるだろうけども、これは理にかなっています。

 

復習を繰り返せば繰り返すほど、記憶力を向上させることは真理なのです。

 

よくあるのは、職人の例です。

 

彼らは口を揃えて、「体が仕事を覚えている」と語ります。

 

毎日の繰り返し行われる仕事のアウトプットにより、無意識にエビングハウスの忘却曲線のカーブを緩やかに変化させ、完全に記憶として定着しているのです。

 

つまり、仕事や勉強を暗記するのに重要なことは、エビングハウスの忘却曲線を緩やかなカーブに変化させるため復習をタイミングよく何度も行いアウトプットすることなんです。

 

それが分かれば、あとはスケジュールを組み、何度も復習を実行すればいいんです。

 

学んだことが忘れなくなるまで、復習を繰り返すのです。

 

通勤電車、お風呂の中、面倒くさければ先輩に話してアウトプットするでもOK。

 

覚えたことを繰り返し「これであってるかな?」と復習する心、「復習心」を常に持つことが大切。

 

後は記憶するまで繰り返し復習を継続する。

諦めない。気合と根性。

 

だが、それだけで復習を継続できない人もいるかと思います。

 

復習が継続できない人は、そもそもの考えた方を変える必要があります。

 

エビングハウスの忘却曲線により、復習回数に比例して時短効果がある

 

復習が苦手な人は、時間が掛かるし面倒くさいと考えていることでしょう。

 

だけど、復習回数が多いほど、タイミングよく繰り返し復習するほど、記憶を定着させるまでの時間が短縮されます。

 

エビングハウスの忘却曲線の本質は、こういうことなのです。

 

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エビングハウスの忘却曲線 誤解と本当の意味 - 超図解ズーミング

 

エビングハウスの忘却曲線によると、仕事や勉強内容を翌日に復習すれば、

 

66%の労力、3分の2の勉強時間で記憶定着が可能なのです。

 

例えば、好きな漫画を何回も読むと内容が頭に浮かび、読む時間がどんどん速くなるあの現象です。


逆に、復習を遠ざければ遠ざけるほど、覚えるべきことが増えます。

 

結果的に記憶することが増え、時間も掛かりむしろ大変な思いをするはめになります。

 

その方が面倒くさいと思いませんか?

 

 

私の好きな漫画のドラゴン桜に出てくる桜木先生もこう仰っしゃります。

 

「いっときの感情に流され、目先の利益を取るのは辞めなさい」と。

 

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漫画「ドラゴン桜」より

 

その瞬間は楽できるかもしれません。

 

ですが1日、1週間、1ヶ月、1年。

 

復習を怠り、仕事を覚えようとしないことで仕事で成果を出すことは厳しいでしょう。

 

まずは目の前の仕事を着々と繰り返し復習し、記憶に定着させる。

 

そして新たな仕事を覚え、できることを少しずつ増やしていく。

 

地味に見えるかもしれませんが、これが堅実に仕事がデキる人になる近道ではないでしょうか?

 

エビングハウスの忘却曲線のまとめ

今日のまとめ

・エビングハウスの忘却曲線によると、人間が記憶したことは翌日には33%しか記憶されていない

・学んだことを復習することにより、エビングハウスの忘却曲線が緩やかに変化して記憶を定着させる

・復習を遠ざければ遠ざけるほど、覚えるべきことが増え、暗記する時間が増えて面倒くさくなる

  

仕事や勉強を記憶するのは、私も苦手でした。

 

だから仕事ではメモを取り、翌日の朝にそれを繰り返し復習するタイミングを増やして仕事を覚えていきました。

 

資格試験の勉強も、試験範囲の内容を記憶できるまで何度も復習しました。

 

これも全て、東大卒の先輩に教わった「エビングハウスの忘却曲線」理論に出会えたからです。

 

復習の大切さ、アウトプットを繰り返し、脳の記憶に定着させることを学んだおかげです。

 

おかげで、仕事覚えが人並み以上にになった。

 

難しい仕事もたくさん任せて貰えるようになった。

 

同じ悩みを抱えている人がいたら、励みになればと思います。

 

以上。

今日はこんなところで。 

 

ご精読いただき、ありがとうございました。

 

−書き手−

キャリアコンサルタント 春木道洋(@harukichi_macho)