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工場で働く人には知っておいて欲しい、SCMの基本

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SCM - LTX : LTXより引用

 

どうも、キャリアブロガーのハルはる(@cccconstancy)です。

今日、ボーッと歩きスマホをしていたら、見事に電柱にぶつかりそうになりました。

 

犬も歩けば棒に当たる。

そんな言葉が今日の僕には相応しかったですかね。

この言葉の意味として、何か物事を起こそうとした者には思いがけない災難が降りかかるという意味でよく使われます。

もう一つの意味として、思いがけない幸運に出会うこともあるという意味もあります。

 何事も表裏一体なんだなぁ、自分の捉え方次第なんだなぁ。

相田みつをっぽい声が、帰りに立ち寄ったスーパーで口から漏れました。

恥ずかしかったです。

 

結果、スーパーで鶏もも肉を3割引きで買えて幸運を勝ち取りました。

ところで、このお肉ってどうやって流通しているんだろうか?

肉を造る工場があって、工場からトラックでスーパーまで運ばれてくるのだろうか?

 

今日は、作られたモノがお客さんの元に流通していくまでに大切な管理手法ついて書いていきます。

  

日本実業出版社さまから、 

『SCMの基本』

(著:石川和幸)を献本として頂きました。

 

内容は、製造業で最も重要だといわれる、モノを作って市場に供給する一連の流れである、SCM(サプライチェーンマネジメント)についてです。

主に工場で使う知識や考え方ですが、自営業で働かれている方にも役に立つ内容だと思います。

 

小難しい話にならないように、できるだけ噛み砕いていこうと思います。

お付き合いくださいませ。

 

 

SCMとは?

SCMとは、サプライチェーンマネジメントの略です。

作ったモノが適切な在庫状況であり、お客さまが欲しい時にモノを効率的に供給できる仕組みのことです。

効率的というのは、「必要なモノを、必要な場所に、必要な時に、必要な量だけ」供給することを実現するマネジメント手法です。

モノがない高度経済成長期には、「モノを作れば売れる」時代でした。

情報を簡単に取得できる手段もテレビくらいしかないため、テレビは馬鹿売れしていました。

作ったモノは基本的には売れるので、過剰在庫や在庫切れが頻繁に発生していましたが、時間を要せば在庫は売れるし、商品も供給される時代でした。

 

現代ではITの発達を始めとする、モノや情報が溢れる時代となりました。 

街ゆく人がスマホを片手にGoogleやYahoo!で情報を取得し、Amazonや楽天などで沢山のモノを欲しいモノだけに絞って買っています。

無論、沢山のモノが溢れる時代に作りすぎて過剰在庫を起こすことは、経営的に打撃を与えます。逆に品切れを起こすことも、いまの時代には許されない事態となります。

翌日配達が可能なご時世に、モノをタイムリーに作ってお客さまに届けることができなければ、ビジネスとしては厳しいということです。


SCMは、モノをお客さまに届けるための考えられた枠組みです。

作ったモノを適切な在庫で管理し、売れゆきを予測・確認次第に在庫補充の支持を出して売上の損失を減らし、会社の利益を生み出すのです。

 

『SCMの基本』を読んだ感想

SCMの基本業務である、モノを作る生産リードタイムの短縮を踏まえたシステム構築を学ぶことができました。

中でも、SCMが優れている事業形態として、「コンビニエンスストア」あります。

 

コンビニでは、商品ごとの販売実績を著積し、在庫管理を徹底して顧客のニーズに応え、在庫が余るリスクを最小化して収益性を高めています。

コンビニはほしいものが大体売られています。狭い店舗ですが、最小限の在庫で、多くの品目が揃っています。

「SCMの基本」より

 

 コンビニの事例を出しましたが、モノが売れた瞬間のデータを皮切りに、モノを作る上での原材料を調達し、モノを作り、配送していく。

モノが作られて売られていく一連の流れをスムーズに行い、極力無駄を省くことが最強だということを痛感しました。

 

どんなにモノが売れても、モノを管理・販売していく流れがしっかりと構築していないと、売上にブレーキをかけてしまう事実もある。

SCMが市場でどれほど機能しているかを考させられ、驚かされました。

 

SCMを知ることで品質向上が期待できる

SCMを極限まで効率的に高めると、品質の向上が期待できる。

工場では安全第一、品質第二といわれる。

 

品質を向上していく手段は沢山あるのだが、日々の生産が切迫詰まってしまっては、品質を向上させる対応が全くできない。

むしろ、日々の生産に追われてしまい、品質は低下してしまう。

 

SCMがしっかりできている会社は、日々の生産管理が完璧にシステム化され、スケジュールにも余裕を予め組んでいる。

工場でトラブルが発生して生産影響を及ぼすことは日常茶飯事なので、焦らずじっくり品質を高める生産が行う余裕ができるのです、

 

特に日本のものづくりが現在でも生き残り続けているのは、こうした緻密な生産管理が出来ているからだと思います。

 

 

今日はここまで!

では、また明日。

 

ハルはる。

 

 

↓今日紹介した本

もっと詳細が気になる方はぜひ!

この1冊ですべてわかる SCMの基本

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