どうも、キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)です。
今日の朝刊は、「”地方で働く人”の仕事がAIに奪われること」は、30年後の話をします。
近年、「AI」や「IOT(internet of things)」により、僕たちのいまの仕事が無くなると世界で叫ばれている。
みなさん「AI」ってご存知ですか?
AIとは人工知能と呼ばれるものです。
この人工知能によって、我々の生活が脅かされると、少し前から話題になっています。
「AIが発展すると仕事がなくなる」
「多くの人がAIによって仕事が奪われる時代が来る」など、
機械学習や人工知能に関する技術の発展とともに、
雇用に関する影響への不安や心配をよく耳にするようになりました。
AIが社会に浸透することで、これまでの仕事はなくなるのか、なくならないのかその議論は尽きることはありません。
人がこれまでやっていた単純作業が、ほとんどAIという人工知能に取って代わるといわれています。
そのなくなる仕事の数は様々な意見がありますが、90%、あるいは50%近くの仕事が失くなるというのです。
イギリスのオックスフォード大学は、近い将来に現在ある仕事の90%は機械(AI)に置き換えられると公表しました。
また、野村総合研究所は、この先15年で今ある仕事の49%がなくなるというレポートを発表しています。
参考:株式会社野村総合研究所:『日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に~ 601 種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算 ~』
そんな我々の未来を脅かすかもしれないAI(人工知能)。
ですが自分は、”地方で働く人”の仕事が、AIに奪われるのは30年後と考えています。
あくまで”地方で働く人”と限定しているのには、訳があります。
それは、、、。
地方を支える働く人は、AIを受け入れる必要がない
自分は仕事柄、地方の町工場に出張することがある。
従業員は多いところで300人くらいで、小さいところで50人くらいの、いわゆる中小企業だ。
とある企業では、働く人のほとんどが30〜60代くらいの方々。
自分が25歳と年齢を口にしたものなら、「お前、若いなぁ。ウチの会社には20代なんて片手で数えるくらいの人数だよ。」と言われる。
みんな人柄がよく、何でもこちらの話を親身に聴いてくれる。
この人達には好感がもてる。
しかし、一緒に協同で仕事を進めていくと、いくつか違和感を覚えた。
休憩室にいくと、2割くらいの人がガラケーを使っていた。
自分は数年ぶりにガラケーの存在を思い出し、懐かしかった。
使ってる人に何やっているか聞くと、「Twitterを見てる」と答えた。
自分は、「スマホの方が見やすいですし、便利な機能が沢山ありますよ」と伝えた。
そしたら、「俺には難しくてよう分からん」と答えた。
この人にとってスマホがなくても、何ら生活に問題はないから仕方ないと思った。
ふと観察すると、休憩室の中には懐かしいモノがあった。
永遠に映ることのないブラウン管テレビだ。
「新しい地デジ対応のテレビ買わないんですか?」と周りにいる人に聞いた。
周りの人は、「テレビを買う金ないし、みんな見ないよ。ラジオと新聞あるから十分だよ」と教えてくれた
この瞬間、昔流行ったある曲を思い出した。
その曲は吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」。
流石にこの曲ほど、ないものはなかった。
ラジオもあるしバスは1時間に一本くる。
に、してもだ。
ここは10年以上前から人々のライフスタイルがあまり変化していない、ことに気づいた。
それを如実に感じた極めつけは、仕事で使う部品を「Amazon」で送ろうとしたら、「アマゾンから送るのか?」と会話が噛み合わなかった。
ネット通販という概念が、そもそも存在しなかったのだ。
これがいいとか悪いとかの話ではない。
ただ、事実として、いまの地方企業を支える30〜60代の2割の人々は、昔からのライフスタイルを変えたがらない。
というか、変える必要がなくても十分幸せなのだ。
彼らを変えることは、きっとAIでも無理だ。
スマホにすら、なびかない彼らだ。
このことから、地方の人々の仕事をAIが奪うことは、彼らが引退する30年先までは、自分には全く想像できなかった。
だから、地方を支える働く人たちの仕事はしばらくAIに代替されないと思った。
そもそも、彼らの仕事がAIに代替されてよいものか?
地方で根強く地域に密着した企業として、何十年も変わらずに生き残り続け、日本を支えてくれている。
この事実もまた、地方で働く人をAIに代替させることができない感情的な理由がはたらく。
一緒に汗水流して苦楽を共に働いた仲間が、いきなりロボットにされても、みんな困る。
AIを受け入れるためには、しっかりと代替される仕事の受け皿を用意しない限り、向こう30年は地方で働く人の仕事が失くならないはずだ。
以上。
今日はこんなところで。
はるきち。
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