僕はドラえもんが好きだ。
特にのび太が好きだ。
そんな僕は、こんな本に出会った。
のび太といえば、あなたのイメージはどんなだろうか?
・いじめられっ子(ジャイアンとスネ夫に)
・ドラえもんのすねかじり
・勉強ができない
羅列したイメージだけでも、のび太の生き方に学ぶことが無いように感じられるが、
実は、この本に僕は根底を覆された。
のび太の生き方は素晴らしかった。
何がどう素晴らしかったのか?
のび太はいつも中心人物
勉強や運動は苦手、ドジでのろま、それがのび太だ。
しかし、ドラえもんに変わって集団の中心人物としてのリーダシップ発揮をしている。
のび太がいないドラえもんはドラえもんじゃない。
ただの青い猫が野比家に居候するだけの、つまらない漫画になってしまう。
あのジャイアンやスネ夫も遊ぶときには必ず、のび太に声をかける。
彼は紛れもなく、ドラえもんの中心人物なのだ。
主役なのだ。
のび太は”ダメな人間”だからこそ応援したくなる
のび太は、勉強が苦手で5回に1回は0点。
スポーツもできない。
じゃんけんに、勝ったことがない。
挙げ句、孫のセワシは、のび太の借金が多すぎて100年経っても返しきれてない。
なんと、ダメな人間なのだろうか、のび太よ。
ドラえもんのひみつ道具の基本的スタンスは、
ひみつ道具に頼らず、自力で問題解決させることが基本らしい。
このダメ人間のび太が、たまーに、ひみつ道具の誘惑に打ち勝つ様子にグッとくる。
ドラえもん1346作品のうち、のび太のおもなトラブルは582作品。
彼ほど、トラブルに巻き込まれて不幸に苛まれる子供は果たしてどこにいるだろう。
だが、のび太は悪口や妬みよりも「なにくそ」といった反発力の方へエネルギーを昇華させる。
悪口を言っている暇があったら行動を起こす。
あれこれ考えずに即行動できる。
それが、のび太だ。
のび太はダメな人間ではなかった。
自分の能力の低さなどでくよくよ悩まず、がむしゃらに生きているだけなのだ。
だから、ドラえもんしかり、我々読者も応援したくなるのだろう。
のび太は優しさがスゴイ
のび太の優しさは、
自然現象である台風にまで伝わる優しさだ。
のび太は、三無主義なのだ。
「無責任、無関心、無気力」をいっさい持たない。
全ての物事に対して責任、関心、気力がある。
これほどまで、利他主義な人間はいるだろうか?
彼の前世は釈迦なのか?
のび太は挑戦の天才
のび太の特技は、射撃だ。
ウェスタンゲームでは、パーフェクトの3万点で世界最高記録を樹立した。
射撃のきっかけは、鼻くそを的に飛ばしたことから開花。
のび太はあやとり王でもある。
日本あやとり協会から契約金3000万円でスカウトされたほどだ。
のび太は、どんなに小さな地味なことでも、挑戦し続ける努力の天才なのだ。
ドラえもんがのび太にいった
「人にできて、きみだけにできないことなんてあるもんか!」
という言葉通り、彼は努力を続けられる才能があるのだ。
のび太は他人の幸せを優先する人
自分の幸せを優先する人、他人の幸せを優先する人がいる。
のび太は後者だ。
のび太は仲のいい友だちだけでなく、ときに敵対するような相手にも優しさを発揮する。
のび太はどんな相手に対しても、心底憎んだり存在そのものを否定したりはしない。
ときに仲間はずれにしてやろうなどと思うこともあるが、実行はできない。
のび太は生来の優しさを持っているのだ。
のび太はよくジャイアンやスネ夫にいじめられるが、野球や何かの遊びのときには、いつも誘われる存在だ。
優しさを持って人に接することで、協力者や理解者を得ることができる。
そしてそれが幸せな未来の実現につながることを、のび太の生きかたが体現しているといえよう。
あなたは、のび太の生き方をどのように感じましたか?
以上。
今日はこんなところで。
−書き手−
キャリアコンサルタントのHARUKICHI.(@harukichi_macho)
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