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18歳の高卒が、社会人になる前にやってよかった3つのこと

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「社会人の前にやってよかった。」 

 

僕は18歳で就職し、社会人になった。

社会人になり、「学生時代にやってよかった」と思うことがある。 

 

もちろん、就職せずに”大学生になったからこそ” 、できることもたくさんある。

だが別に、高卒で就職したことに後悔はしていない。

 

なぜなら、就職したことで仕事の”やりたいこと”が見つかり、明確になったからだ。

高卒で就職した話はこちらの記事にまとめてある。

 

これから高卒で就職する若者のために、「いまの自分が18歳に戻っても、やっておきたいこと」を伝えたい。

 

 では、”18歳の高卒が社会人になる前にやってよかったこと”は何なのか。

 

 ●目次

 

入社までに10万円は、最低貯金しておく

 僕が18歳の夏、貯金は5000円だった。

就職に向けて社会経験だと思い、夏頃から近所のスーパーでアルバイトをした。

月々3〜4万円を3月まで稼いだ。

 

入社前の3月、スーツを自分で買ったり、ビジネスバッグ、革靴など、社会人デビューするのに約7万円ふっとんだのを今でも覚えている。

バイトしといてよかった。

 

入社すると、同期と新入社員研修のあとに、毎日のようにご飯にいったり、遊んだりする。

所持金5000円が2日でふっとんだ。

 

入社2日後、4月2日のできごとだ。

給料日まであと3週間こんな日々を過ごしたら、あっという間に5万円使ってしまった。

 

この経験から、高卒で入社する前には、ある程度の貯金をした方がいいと思う。

10万円くらいあれば、余裕をもって初任給まで耐えられるだろう。

 

別に親のスネをかじることは否定しない。

だが、入社する4月1日から、紛れもなく社会人になってしまう。

 

学生とは違い、”社会に対して責任を負う人”になるのだ。

それを自覚する意味合いでも、僕は自分でお金をやりくりして生き始めた。

 

また、入社までに10万円を貯めるという目標を達成することで、お金を稼ぐ大変さや社会経験を自ずと積めるのでオススメする。

 

だから、入社までに10万円を貯めてみてほしい。

 

本を読むことで忍耐力と想像力を鍛える

 入社後の仕事は、基本的に雑用だ。

18歳の高卒の新人に、いきなり大きな仕事は任せられない。

 

仮に、もし任されたとしたら、その会社は99%の確立で拷問のように働かされる。

世間では、それをブラック企業とよぶ。

 

仮に、ブラック企業に入ってしまった時、そうでない時も、読書をしておくことをおススメしたい。

 

なぜ、読書か?

 

読書とは、活字を読み、その情報から自分の頭で想像し、解釈をする行為だ。

つまり、非常に頭を使う行為なのだ。

 

非常に頭を使う行為には強い忍耐力が必要になる。

なぜなら、活字を何時間も読み、頭を使い続けることは非常に疲れるのだ。

 

また、本を読むことで、想像力がつく。

そして想像力は、仕事で役に立つ。

 

会社で働きだすと、本を読む以上に辛い日々が待っている。(仕事に慣れるまでは)

色々なことを教えられ、叱られるときもあり、何のために働いているか分からなくなるときがある。

 

そんな時、本の言葉を想像すればするほど、強いメンタルを養う。

僕が18歳の時に読んだ、稲森和夫さんの「生き方」という本には、大変お世話になった。

 

その本にこう書いてあった。

「人生は心に描いたとおりになる、強く思ったことが現象となって現れてくる。まずはこの『宇宙の法則』をしっかりと心に刻みつけてほしいのです。」

 

「すなわち、良い思いを描く人にはよい人生が開けてくる。悪い思いをもっていれば人生はうまくいかなくなる。そのような法則がこの宇宙には働いているのです。」

 

生き方より引用

宗教的な話に聞こえるかもしれないが、これは本質をついている。

人生は「思い通りにならない」が、「思うようにはなる」ということだ。

 

では、どうすれば「思うようになる人生」を歩み、結果を出せるのか?

これについても本に書いてあった。

 

それには以下の方程式があるとのことだ。

(仕事や人生を思うように結果を出す方法)

「人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力」

 

これは、人生や仕事の結果は、考え方と熱意と能力の3つが掛け算で決まるという話だ。

 

能力と熱意は、それぞれ0点から100点まで存在し、これが掛け算となる。

能力があることをいいことに努力をサボった人は、自分には普通の能力しかないと思って誰よりも努力した人に敵わないのだ。

 

そして、後者の方がすばらしい結果を残すことができるという。

これに考え方がさらに掛かる。

 

考え方とは生きる姿勢であるため、マイナス100点からプラス100点まである。

考え方次第で人生や仕事の結果は180度変わってくるのだ。

 

そこで能力や熱意と一緒に、人間としての正しい考え方をもつことが何よりも大切になるだろう。

 

生き方より引用

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力 | 稲盛和夫 OFFICIAL SITEより引用

 

辛い時、何度この言葉に支えられたことか。

この言葉を信じ、想像力を膨らませ、耐え抜いたことか。

 

仕事で辛いとき、想像力を膨らませれば、どんな問題も大抵は解決できる。

「この辛い日々、あと少しで終わる。終わりの始まりなのだろう。止まない雨はないっていうし。」とよく考えたものだ。

 

そして、必ず努力は報われる。

”無駄な努力”はない。

これについては、こちらの記事にまとめてある。

 

だから、本を読もう。小説でもビジネス書でも、何でもいい。

活字を読みまくろう。想像力と忍耐力をつけよう。

 

ちなみに、漫画はダメだ。あれでは忍耐力は鍛えられない。

描写が多く、活字を読む量が圧倒的に不足している。

 

本を読もう。

 

自己分析をしておけば、仕事が楽しくなるし上手くいく

社会人になり、最も酷なことは「好きなこと」だけでは生きていけないと知ることだ。

「好きを仕事」にした場合でも、その内の5割以上はつまらない作業が待ち受けている現実だ。

 

ではどうすればよいか?

それは、「自分のやりたくないこと」を理解し、仕事が楽しくなる方法を考え、解決することだ。

自分を分析して理解する「自己分析」である。

 

正しく「自己分析」ができたら、やりたくないことを克服し、やりたい仕事が増える。

 

「なぜ、やりたくないことを克服したら、やりたい仕事が増えるか」を話す前に、自己分析のやり方が分からない人もいるだろう。

そんな人に、簡単な自己分析のやり方がある。

 

白い紙に、働く上で自分の「やりたくないこと」を10個、書き出してほしい。

 

当時、18歳の僕が書いたのは以下の10個だ。

 ■働く上でやりたくない10のこと

①安い給料で働きたくない

②残業はあまりしたくない

③下積みが長い仕事はしたくない

④肉体労働は嫌だ

⑤単純作業の繰り返しは嫌だ

⑥細かい事務作業は嫌だ

⑦他社で通用するスキルが身につかない

⑧将来のキャリアに繋がらない仕事はしたくない

⑨人に直接感謝されない仕事はしたくない

⑩女性にモテない仕事

 

こう振り返ると、自分がただの生意気なガキだったことに気づくが、これでよかったと思う。

 

さて、やりたくないことが10個書き出せたら、次はこれらを解決するために「やれる方法」を書き出す。

 

これをやる上で大事なのは、”客観的な視点”だ。

自分のことはさておき、目の前に上記をやりたくない人がいたとして、どうすれば解決できるかを考えるのだ。

 

僕が考える解決策は以下の通り。

 ■働く上でやりたくない10のことを「やれる10の方法」

①安い給料で働きたくない

→高い給料を貰うためにみんなに認められる結果を出し、給料を上げてもらう

②残業はあまりしたくない

→効率的に仕事に取り組み、月の残業時間を20時間以内にする

③下積みが長い仕事はしたくない

→下積みの仕事から遅くても3年で卒業し、会社の中核を担う部署へ異動する

④肉体労働は嫌だ

→肉体労働の職場では、肉体負荷が減るような改善をたくさん行う(知識労働を自ら行う)

⑤単純作業の繰り返しは嫌だ

→単純作業を仕組化し、すぐに終わるように改善する。また、同じ単純作業が人に偏らないように、業務ローテーションを提案する。

⑥細かい事務作業は嫌だ

→文章を書くことは好きなので、メールや資料作成などの事務作業では自分の好きな文章を書き、楽しく取り組む

⑦他社で通用するスキルが身につかない

→どんな職場で働くことになっても、その職場が抱える問題や課題を解決して結果を出し、ビジネスにおける”問題解決スキルを”身に着ける。

⑧将来のキャリアに繋がらない仕事はしたくない

→将来のキャリアに繋がるような”働き方”をする。自分を必要としてくれる人が増えるように、お客さまだけでなく、周囲の人を喜ばせる仕事をする。

⑨人に直接感謝されない仕事はしたくない

→自分から、日々周りの人に感謝して仕事をする。直接お客さまから感謝がないとしても、会社の人に感謝されるように仕事に取り組む。

⑩女性にモテない仕事は嫌だ

→どんな仕事もクールにこなし、女性にモテるビジネスマンになる。

 

いかがだろうか。

「やりたくないこと」から「やれる方法」を考え取り組み、今日まで僕は働いてきた。

 

7年間、働いてきた。

時には「やってられるか!」と投げだしそうになった時もあったが、がむしゃらに働いてきた。

 

結果、「やりたくない10のこと」は解決され、やりたくない仕事がなくなった。

だから、いまやっている仕事のほとんどが楽しくてやりたいことだ。

 

仕事が楽しいと自ずと結果も出る。

楽しければ、もっともっと上達したいと思う。

 

「好きこそものの上手なれ」とは、よくいったものだ。

 

入社前に自己分析をして、自分の「やりたくないこと」を、どうしたら「やれるようになるか」、心の準備をしておこう。

 

やりたくないことを克服できたら、やりたい仕事が増え、楽しい社会人生活が待っている。

どんな仕事、どんな職種であろうともだ。

 

まとめ

18歳の高卒が、社会人になる前にやってよかった3つのこと、でした。

<今日のまとめ>

・高卒で入社する前には、貯金をする(10万円くらい)

・本を読み、忍耐力と想像力をつける

・やりたくないことを克服し、やりたい仕事を増やす

 

自分は高卒で社会人になり、7年経ちました。

今思うと、あっという間の7年。

 

当時の18歳の自分が描いた、”思い通りの人生”ではなかったけど、”思うようになった人生”だった。

 

”思うようにする”には、現実を受け入れ、できる方法を考え実行に移すしかないのだろう。

 

これからも”思うようになる”と信じ、日々、謙虚に過ごしていきたい。

 

以上。

今日はこんなところで。 

 

−書き手−

キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho) 

 

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