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工場勤務の正社員を8年勤めて辞めた私が語る、工場で働く仕事内容や将来性を赤裸々公開

 

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工場で働く仕事内容や将来性

 

「工場勤務って処遇悪いし、将来性なくない?」

そんな不安を抱きながら、何だかんだ工場に8年勤めたはるきです。

 

世間一般的には、大量消費・大量生産の時代が終焉を迎えたと共に、工場での仕事は身近に感じない人がほとんどになりました。

 

主な理由は、ITが発達したことやアジア諸国のモノづくりが進化して、日本の工場で製造するモノ自体が1990年をピークに減っているんですよね。

それを示すのが下の図です。

 

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製造業の名目国内総生産の変化(クリックで拡大)出典:2019年版ものづくり白書

 

もはや自分すら生まれていない時に製造業のピークが終わってるなんて。。

工場の数も年々減少しているようです。まるで私のお小遣いみたい。

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経済産業省「工業統計」より

1つの工場あたりの付加価値額が上がっていることを踏まえると、大手の工場などに仕事が集約されてきており、町工場が減っているということですね。


これだけ聞くと、

「工場は斜陽産業じゃねぇかw」

「工場で働くやつはお先真っ暗じゃん。。」

と思いがちです。

 

実は、私はそうは思っておりません。

というのも、工場で8年勤めた実体験があるからです。

 

もしいつか年をとり、可能であればまた工場で働きたいとすら思っております。

それだけの魅力が、工場勤務にはあるんです!

 

本日は、工場勤務の正社員を8年勤めて辞めた私が語る、工場で働く仕事内容や将来性を赤裸々公開します!

 

 

工場勤務の仕事内容とは?

工場の仕事ってどんな仕事をイメージしますか?

実際にどんな仕事があるのかみていきましょう。

 

代表的な工場の仕事は大きくわけて、4種類に分類されます。

 

①製造作業

②生産ライン作業

③工程・品質管理

④生産計画管理

 

これらの仕事は数珠のように繋がっており、工場において何一つ欠かせない仕事です。

 

1つずつ、見ていきましょう!

 

①製造作業

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「業務の教科書」より

工場では、納入された原材料を元に製造作業というものがあります。

一般的な工場では、組立、加工、検査、仕分けなどに分類されます。

 

私は化粧品工場に勤めていたため、原材料チェック、調合、検査、仕分けといった流れで化粧品を製造していました。

 

私が担当していた製造作業では、原材料を調合設備に投入し、決められた工程に従って製品を製造していました。

 

1年目の時には、原材料を間違って投入したり、工程通りに作ってるのに何度も失敗しては悔しい思いをした苦い思い出があります。

 

正直、工場の仕事を完全になめてたガキでした。

「こんなの猿にだってできるだろっ」と思って失敗の連続で、見事に猿以下でございました。

 

さて、製品を作る上で、様々な工場設備(通称:プラント)を活用していき、決められた手順で製品を作っていくのが製造作業になります。

 

できあがった製品が決められた品質を満たしているか検査をする仕事もあり、検査合格したものを仕分けて収容します。

 

 

製造作業は、お客様に届ける商品の大元を作る仕事ということもあり、自分が手掛けた製品が世の中の役に立っているという充実感を得られますね。

 

モノづくりで最も魅力的なポジションといっても過言ではないでしょう。

 

②生産ライン作業

 

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「工場キニナルサーチ」より

製造された製品は生産ラインに流されます。

 

私は化粧品工場で働いていたのですが、化粧品の中味をタンクなどに収容して生産ラインに引き渡しました。

 

引き渡し時に、私のミスでタンク丸々1t分の化粧水を漏洩してしまい、膝から崩れ落ちて顔もあげられない時がありました。

 

その額なんと100万円。トホホな想い出ですね。


さて、生産ライン作業はさらに3つの仕事に別れます。

 

1つは、製品を充填したり機械の調整をする機械オペレーター(通称:メカニック)という仕事。

 

こちらはライン設備の調整を行ったり、生産数量をコントロールするための職人みたいなものです。

 

私が勤めていた化粧品工場でも、機械オペレーターが各ラインに張り付いていました。

急なトラブルや安定した生産をするために欠かせない仕事でした。

 

2つ目は、生産ラインの管理者(通称:ラインリーダー)です。

 

生産ラインが順調に動いているか、どこかの作業に問題がないか、生産のスピードや品質が要求を満たしているかなど、生産ラインの管理をする仕事です。

 

ライン作業者が急な病気などで仕事に来られない場合の対処など、生産ラインの運営管理します。

 

私がいた化粧品工場では、管理者は比較的女性が多かったですね。

 

作業者の方にお願いや指示を出す機会が多いため、コミュニケーション能力が必要とされる仕事でもあります。

 

最後の3つ目は、ライン作業者としての仕事です。

ベルトコンベアーに流れる製品を検品したり、部品供給などを行う仕事です。

 

こちらも主に女性の方が比較的多いですね。

 

流れている製品を仕上げるために、同じ作業を繰り返す必要があるため、根気が必要となる仕事になります。

 

同じことを繰り返しできる忍耐力と集中力が必要なため、細かな作業が得意な人には向いているかもしれません。

 

3つご紹介した生産ライン作業のお仕事ですが、どれもお客様に商品を届けるために欠かせない仕上げ作業といわれています。

 

この仕上げ作業が上手くいかないと、納品が遅れたり、品質水準を満たせずに不良となってしまうので重要な仕事ですね。

 

③工程・品質管理

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新興不動産より

 

①〜②で完成した製品ですが、出荷する前に「品質検査」をクリアしなければなりません。

 

料理人が作った料理の味を知らずに提供しないのと同じです。

「誰も使ったことない売られている商品」を買いたくないですよね?

 

そこで出てくる仕事が、品質管理のお仕事です。

 

品質管理のお仕事は、主に2つに別れます。

1つ目は、できた製品の品質検査をするというお仕事。

 

多くの工場では、GMPという国際的な品質管理の基準に基づいたり、各業界の法律に基づく品質基準をクリアしなければなりません。

 

その基準は各製品ごとに設けられており、様々な検査方法や分析手法を駆使して検査が行われます。

 

私がいた化粧品工場では、「定性検査と定量検査」が行われておりました。

 

定性検査では、製品の色や匂い感触などを評価します。

定量検査では、製品のpHや粘性などを中心的に化学的数値を元に品質評価していました。

 

2つ目の仕事が、トラブル製品の原因究明や解決策の工程検討です。

製造した製品が100%良品になればいいのですが、現実はそう甘くありません。

 

不良品が出た際には、品質管理者がなぜ不良になってしまったのか、原因を追求するために作られた工程を元に分析試験やデータ解析を行います。

 

その結果を元に、次回製造時に工程を変更してみたり、原材料を変えてみるなどの対応をする必要があります。

 

品質管理では、品質をより良く管理するための仕事であり、お客様目線で良い品を出荷できるように、検査や不良品を出さないことがミッションとなります。

 

④生産計画管理

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「生産管理システムADAP」より


工場で製造・生産するためには、原材料をいつ納入していつ出荷するかの計画が必要です。

 

それを管理するのが、生産計画管理の仕事になります。 

 

旅行行くにしても、いつどこで誰と行くか、計画立てますよね?

その仕事バージョンです。

てか、旅行行きたいですよね、沖縄とか。

沖縄でオリオンビール飲んで、ソーキそば食べたくなってきた。

 

さて、生産計画を管理する範囲は以下の通りです。

「原材料の発注⇒納品⇒製造⇒生産ライン⇒検査⇒出荷」

 

この範囲のスケジュールを遵守するため、生産計画の管理者は各部署に調整を働きかけます。

 

以下のような調整業務ですね。

・原材料メーカーに発注を調整

・納品スケジュールの調整

・製造日程の調整

・生産ラインと人員調整

・検査日程の調整

・出荷日の調整

 

なんか「調整くん」みたい。

ですが、この調整をすることで各部署とのコミュニケーションが最も大切となるので、営業マンみたいな仕事です。

 

また、スケジュールに少しでも遅れがでるようだと、どこかのポイントの日程を調整するなど臨機応変さが求められる仕事です。

 

①〜③がどこかでトラブル発生した際、縁の下の力持ちとして支えてくれるのが生産計画の人だったりします。

 

長くなりましたが、ここまでが工場で働くと想定される仕事内容でした。

どの仕事もモノづくりには欠かせない、大切なお仕事です。

 

工場で働いたことがない人からは「誰でも簡単にできる仕事なんでしょ?」と思われがちです。

 

しかし、モノづくりは上述した通り、様々な仕事が密接に関わっておりかなり奥が深いです。

 

またメイドインジャパンが海外で評価されるように、かなり考えられた高品質なモノづくりの仕組みがあります。

 

私はファーストキャリアで工場を選択したことで、日本の伝家の宝刀といわれる高品質なモノづくりを経験し、今の仕事でも培われた考えが非常に役に立っています。

 

それでは、次に工場勤務で働くメリット・デメリットをみてきましょう。

 

正社員で工場勤務をするメリット・デメリット

正社員で工場勤務をするメリット

残業が少なく、休みが多い

工場では休みがはっきりしている職場がほとんど。

生産計画に基づき、従業員の休日はしっかり確保されます。

 

会社にもよりますが、大手企業であれば年間休日は120〜130日は確実。

休みが多いと、プライベートの予定が立てやすいメリットがありますね。

 

また、残業も少ないのも特徴。

理由は、ほとんどの工場では2勤交代や3勤交代など、自分の担当した仕事を定時後に次の担当者へ引き継げるケースが多いですね。 

 

給料・ボーナスが多い

工場の仕事は、意外と給料は高めなんです。

↓製造業従事者(男性)の平均賃金

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引用:厚生労働省ホームページ「主な産業、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差」

 

残業や勤務シフトによっては、月収30万円をこえることもあります。

決算がよければ追加のボーナスが貰えたり、入社祝金や満了金、社宅補助、資格手当など、給料以外にもらえるお金が多かったりするのも工場勤務の魅力ですね。

 

大企業で働ける

工場で働く最大の魅力が「大企業で働ける」可能性が高いということ。

一度は聞いたことがある、有名企業で働けるんです。

 

日本の大企業は0.3%しかないといわれています。

その少ない企業に普通に入ろうと思うと、名の知れた一流大学を出るしか正直方法はないですね。

 

ですが、工場は違います。

工場であれば、大企業0.3%の中に比較的簡単に入ることができ、正社員入社あるいは契約社員から登用を目指すことが可能なのが魅力ですね。

 

高卒の私も、誰しもが知る化粧品の大企業で働くことができました。

 

自分が手掛けたモノが、人気商品としてお客様の手に取る瞬間を目の当たりにしたと、なんとも言えない喜びを得れるのも魅力。

 

提案出来るチャンスが多い

多くの工場では「改善提案制度」というのがあります。

 

この制度は、職場で作業改善をしたいなど、上司に提案をすることができる制度です。

工場の作業を、あなたの改善提案が採用されれば、会社の利益や生産性をあげることに寄与できます。

 

自分なりに創意工夫をし、作業を以下に効率よく改善できるかは社会人としての力が相当養われます。

 

私も新人時代には「課題を見つける⇒原因を探る⇒解決策を考える」というプロセスで改善提案をいくつも上司に提出していました。

 

その頑張りが認められ、私のキャリアが大きく切り開いた事実もありますので、「改善提案制度」は工場で働く人にとって魅力的ですね! 

 

正社員で工場勤務をするデメリット

工場で働く上で避けて通れない3Kとは?

メリットばかりを列挙しましたが、デメリットも見ていきましょう。

工場の中には「3K」と呼ばれる、「キツイ・汚い・危険」という仕事場があるようです。

 

確かに昔ながらの町工場であれば、職人がヘルメットを被り、高温の鉄を溶かしては鋳造や鍛造などをする仕事も中にはあります。

 

ですが時代は令和です。

 

今どきはどこの工場も安全に配慮し、危険な仕事はかなり減ってきています。

大手企業であれば、工場は基本的にきれいですし、労働環境も整われて危険性も低減されました。

 

実際、私がいた化粧品工場では、「安全第一・品質第二・生産性第三」を謳っており、危険な作業など1つもありませんでした。

 

周りの人間関係があわないケースもある

周りの人間関係が合わず、若い方は辞めてしまうことがあります。

 

工場で働く人は、コミュニケーション能力が高い人は少なく、年齢も比較的中年〜高齢者が多いのが理由かもしれません。

 

若い人にとって、コミュニケーションが上手く取れずに悩まれるケースがあります。

私も高卒で工場で働いていたのでよく気持ちが分かりますね。

 

話の内容はお酒やギャンブル、女がらみの話だったり、下世話なネタもありました。笑

 

ですが、正直どこの会社に行っても、同年代ばかりの会社はあまり存在しません。

 

工場での人間関係を上手く築くことができない場合、そもそもの社会人としての仕事に対する向き合い方の認識が甘いケースが多いのも事実です。

 

それを理解した上で辞められる方は、「職場の工場独特の人間関係が合わない可能性がある」というデメリットでした。

 

専門性が高すぎて他職種への転職が難しい

工場の仕事は一般的には「技術職」に分類されます。

技術職というのは、何年も時間をかけ、手に職をつける仕事です。

 

下積み期間があるため、短期間で仕事の成果を出すのが難しいのがデメリット。

また、転職時は他職種への転職が不利になる傾向があるようです。

 

工場勤務から他職種に転職を考える際、「自分が工場の仕事で経験したアピールポイントがない」という方が多いのです。

 

単純作業や人には説明しずらい、コアな機械作業をどう説明したらいいか分からないそうです。

 

ですが、工場勤務をしていたということは、メーカーとしての業界知識や何かしらの失敗や成功エピソードを誰しも持っています。

 

工場勤務で得た知識が活かせる、別のモノづくり系の業界に軸をズラしてまずは転職するのがいいでしょう。

 

どうしても職種を変えて「営業職」や「エンジニア」を目指してキャリアチェンジをしたい場合、しっかり工場勤務で得た経験をどう活かせるかを自己分析する必要があります。

 

その際には、私のようなキャリアコンサルタントに相談し、転職に向けた準備をするのもありでしょう。(もちろんお金とりませんよ!笑) 

 

私も別のキャリアコンサルタントの方に相談した結果、人生をかけてやりたいことを再認識し、名残惜しくも8年勤めた工場を円満退職いたしました。

 

私と同じように高卒で工場勤務の方を支援するキャリアコンサルタントになるため、現在は未経験の人材業界で人材紹介会社へご縁を頂き、挑戦しています!

 

私の身の上話に興味ねぇよって方、優しく聞いてくださりありがとうございます。今度ご飯奢っちゃいます。

 

正社員を工場勤務で目指す方法とその出世ルート

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明日にでも出世したい

 

さて、工場勤務のメリット・デメリットをお話しました。

 

ですが、工場に入ってアルバイトや派遣、契約社員で働く場合の話をしておりませんでした。

 

最初から正社員で働くことが叶わず、派遣社員から果たして工場で働く意味はあるのか?

 

私はその意味はあるんじゃないかと考えます。

 

多くの工場では、「正社員登用」という制度があります。

 

会社によりますが、おおよそ1〜2年以上を派遣社員で勤務すれば、正社員に登用できる試験を受けることができます。

 

大企業の工場であれば、1〜2年かけて正社員になることが20代の内にできれば、30代からはかなり経済的にも余裕が生まれます。

 

現に、私がいた大手化粧品工場でも、この制度で正社員になられる方が大勢いました。

 

正社員になれば、大手企業の工場では年間4〜6ヶ月ほどのボーナスは確実に貰えますので、十分に派遣社員の期間で苦労した分は取り戻せるのです。

 

正社員に登用するためには、以下の点が最低条件。

・無遅刻無欠勤

・職場での評価が良好(人間関係)

・改善提案をするなど職場課題に解決意欲がある

・将来この会社でやりたいことがある

 

当たり前の話ですが、正社員になるとは会社に利益をもたらし続ける人材になってくれるか」が重要なのです。

 

そのことを忘れなければ、正社員への道は必ず開かれますね。

 

また、正社員になった後の話ですが、いかに「上司の仕事に貢献できるか」が重要となります。

 

工場勤務だけでの話ではないかもしれませんが、人事評価というのは「上司」の影響力が最も寄与します。

 

あなたを評価するのは紛れもなく上司なんです。

 

その上司の仕事を以下に楽にしてあげるか、ひいては自分の行いにより大きな成果に繋がえるかが出世できる存在になるかの分かれ目です。

 

私がよくやっていたのは、「上司の仕事を観察してサポートすること」でした。

 

いま上司は何の仕事をやっていて、この先障害になりそうなことは何かを考え、先回りして情報を収集する。

 

必要であれば関連部署に働きかけ、すぐ解決したり答えられるようにするなどやっていました。

 

そうすることで、上司の仕事が円滑に進み、成果を最大化することに貢献できるんです。

 

上司の仕事をサポートすることは、そのまた上司の仕事をサポートすることに繋がります。

 

その結果、昇進スピードや人事評価もいい方向になっていくのです。

実際、私も大手化粧品会社の工場ですが、高卒で最短スピードにて大卒と同じ「総合職」まで登用を果たしました。

 

人事評価もS〜Eまでの6段階評価で、最高評価のSやその2番目のAしか取ったことがありません。

 

したがって、「上司の仕事を観察してサポートすること」有用なんじゃないかと思います。

 

すみません、調子に乗って、自慢みたいに聞こえた方がいたら恐縮です。

生卵でも私にぶん投げて下さい。

 

工場勤務の高卒が働いた場合の年収はいくら?

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お金ほしい

 

お待ちかねお金の話です。

あくまで私の実体験ですが、高卒で某大手化粧品会社に8年勤めた年収推移がこちらです。

 

どどんっ。

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大企業の工場で高卒が成り上がるために働いた8年間で、

「年収250万⇒480万までアップ」しました。

 

2019年は、会社業績と私の個人評価が最高だったこともあり、年間でボーナスが9ヶ月分も支給されたことにより、年収が高くなっています。

 

日本のサラリーマン平均が400万ということを考えると、高卒にしてはかなりお給料を貰えている結果となりました。

 

割と貰えていましたね。

特に、5年目以降から一気に伸びましたね。

 

これが大手化粧品メーカー工場勤務の、高卒で働いた場合の年収ということになります。

 

工場勤務を続ける上で仕事の将来性はあるか?

さて本題です。

そんな工場勤務の仕事ですが、「いつかAIやロボットに仕事を奪われる」と揶揄されてはや数年は経ちます。

 

本当にこの先、工場の仕事は無くなってしまうのでしょうか?

 

私は、おそらく少なくとも20年は無くならんでしょ、と感じます。

 

理由は、AIが扱う分野は限られており、結局のところ人間ほどの臨機応変さと精密さは持ち合わせてないからです。

 

もちろん、ロボットやAIは単純作業において最強です。

 

なぜなら、疲れないですし文句も言わない、指示命令したことは嫌な顔せずに無限に働けるからです。

 

ですが、工場の仕事は単純作業ばかりじゃないんです。

機械加工では、気温や湿度によって加工の加減が変わる素材を扱います。

 

私の化粧品工場では、日によって原材料の製法が微妙に異なる職人ならではの技も必要でした。

やはりこの部分は、機械ではなかなかきめ細やかに対応しきれません。

 

私もこの微妙な変化を捉えることができるロボットの導入など、工場内の開発プロジェクトで5年かけてやる姿を横でみていましたが、なかなか上手く行かないのが現状でした。

 

この経験から、おそらく向こう20年は、工場の仕事が全てロボットに置き換わることはないでしょう。

 

何より、最終的に人が使用する製品の評価や検査は、人間がしなければなりません。

 

「誰でもできる」分野は機械でもできますが、そういった仕事は機械に取って代わられる。

 

それでも、機械にできない分野はどうしても人員が必要なんです。

 

今後も長期的に工場で働きたいと考えるのであれば、より専門的な知識や技術を身につけていけばいいんです。

 

そして、より専門的な分野を扱う工場勤務の仕事というのは、比例して待遇が良くなる傾向にあります。

 

最後は自分次第になります。

工場の仕事に将来性を求める場合、自分次第の努力でどうとでもなるということになりますね。

 

ロボットやAIに置き換わる単純作業ではなく、工場での技術を磨き、職人としてのキャリアアップを目指していけば食いっぱぐれないでしょう。 

 

私は8年勤めて退職をしましたが、正直、いつか工場に戻って仕事するのもアリだなと心ながらに思っております。 

 

工場勤務の正社員応募のおすすめ求人&転職サイト

ここまでのお話を聞いて、「少しでも工場で働いてみたい!」と思った方、「現時点で工場で働いてるけど他の仕事に挑戦したい!」と思えた方、もう少しお付き合いください。

 

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まとめ:未経験の仕事を初めてするなら、工場勤務が最も適している!

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

工場勤務の世間一般な、

「給料が安い」

「仕事がきつい」

「将来性がない」

といった意見に対し、事実はそう悲観するポイントばかりではないとお伝えができたでしょうか?

 

実際は大企業の工場に正社員で働ければ、

「給料は高い」

「仕事は充実する」

「将来性も自分で作れる」

といった具合なんです。

 

特に未経験で初めての社会人デビューには、工場はメリットの方が大きいかと思います。

 

私のように、やりたいことを見つけたり、準備期間として工場勤務を選択する方も最近は多いんです。

 

私の好きな作家の「燃え殻さん」も、20歳の時にエクレア工場で働いていた日々の悶々としたシーンを描いています。

 

mobile.twitter.com

 

きっと、工場勤務をしていく中で、自身のやりたいことを悩んだり葛藤し、迷い選んできたんだと思われます。

 

工場勤務の正社員を8年勤めて辞めた私が語る、工場で働く仕事内容や将来性について、「工場勤務って、結構、魅力あるじゃん」そう思って頂けたら嬉しい。

 

もし何か質問や気になる点があれば、お気軽にTwitterでDMだったりコメントくださいませ。

 

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−書き手−

キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)