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面倒くさい仕事をやり続けると、人は機械になる

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仕事を断るのも仕事

 

「この資料、明日までに作っといて」

 

「わかりました(面倒くさっ…)」

 

上司や先輩、社会人になるとNoを言えない状況が必ずある。

新入社員の場合、立場的に”断りづらい”。

 

恥ずかしながら、我慢することが大事だとこの記事に書いておきながら、それでも「面倒くさい仕事」は面倒くさいのだ。

 

お願いを断ることができるには、相応の口実が必要である。

たとえば物理的に不可能な状態として、「時間がない」がある。

 

お願いを叶えることが、制約された時間では遂行できない。

断る手段としてよく使われる。

 

急遽、明日までに作らなければならない資料をお願いされたとする。

だが、僕は明日は有給休暇だし、今日の仕事の予定もみっちりだ。

 

事情を話し、断るほか無い。

 

だが、不思議なことに断らないと大変なことになる。

人は面倒くさい仕事をやり続けると、どうなるか?

 

 

仕事を断るのも仕事

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『これだからゲーム作りはやめられない!』より引用

 

「頼まれた仕事は何でも引き受けろ。面倒くさい仕事でも、自分の為だと思って引き受けろ。」

 

新入社員の時、先輩にそう言われた。

確かに、僕が好きなこの本にも「頼まれごとは試されごと」と書かれており、人からのお願いは極力断らないよう生きてきた。

 

だがある時、何でもかんでも引き受けていたら、パンクをした。

苦手な膨大なデータ整理や解析、業務マニュアル作成、実験プロトコルの作成。

自分の手に負いきれない、仕事量になっていた。

 

やってもやっても、終わらない仕事。

ゴールが見えない仕事。

何のための仕事かも分からない。

それを毎日12時間、週5日、ただ時間が過ぎていく。

機械のように働いた。

 

日を増すごとに、虚無感が大きくなった。

機械のように何一つ表情を変えない自分がいた。

 

夜も眠れず、睡眠不足で会社に行く日が続いた。

これが続くと、今度は寝坊するようになった。

このままではヤバいと感じ、上司に相談して仕事量を減らしてもらった。

 

上司からは、

「俺もお前が仕事を抱えていることに気づけず、無理させて悪かったな。だけどな、仕事を断るのも仕事なんだぞ。

といわれた。

 

正直、心が凄くジンワリした。てか、泣いた。

 

この経験から、僕はどんな仕事でも引き受けることが正義だと思っていたが、間違っていたことに気づいた。

 

面倒くさい、嫌だなと思いながら仕事を引き受けすぎると、思考が停止して何も考えられなくなる。機械になる。

 

だから、自分が少しでも「これ以上は限界」と感じた時には、勇気を出して断ろう。

仕事を断るのも仕事なのだ。

 

では、断るときにはどのように断ればいいのか。

 

仕事には必ず自分の要望を伝える

「この資料、明日までに作っといて」

とお願いされたとする。

 

天地がひっくり返っても、明日中にはできないとした場合、どうするか。

交渉するのだ。

 

具体的には以下のような交渉をする。

・明日中じゃないと本当にダメな資料か?

・他にこの仕事がやれる人はいないのか?

・やる代わりに自分の仕事を減らして貰えないか?

 

どれかしら成立すれば、資料作成を引き受ける。

交渉をのんでくれなければ、割り切って断る。

 

つまり、お願いされた仕事の優先度をはっきりさせるのだ。

下の図で、右上の「短納期で重要な仕事」だったとする。

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techlogより引用

 

この場合は、他の仕事の優先順位を下げてすぐやるか、納期を調整する必要がある。

それをせずに引き受けてしまうと、他の仕事が回らなくなり、業務に支障が出る。

 

結果、思うように仕事ができないことが原因で、自己肯定感が低くなる。

どんどん自分の気持ちが辛くなるのだ。

 

だから必ず、人からお願いされた仕事に対し、自分の抱えている仕事状況を考慮して要望を伝える。(代替案を出す)

 

面倒くさい仕事でも、必ず自分の要望を伝えることで、劇的にやりやすくなる。

 

では、それでも自分の要望を伝えることが苦手な人はどうすればいいのか?

 

イエスマンは感謝されない

自分の要望を伝えられない理由にはいくつかある。

相手の機嫌を損なわぬよう、「実際には興味のない人や事柄に対しても、興味のある態度や素振り」をする習慣が、我々日本人にある。

 

日本においては、いかに「他人を重んじるか」が言動の大前提である。

「困っている人は助ける」という意識が刷り込まれている。

これは別に悪いことではない。

 

だが、「相手に悪い印象を与えない心がけ」が時に自分を苦しめる。

 

何でもイエスマンでお願いごとを引き受け続けたらどうなるか。

限界効用逓減の法則により、いずれ感謝されない。

 

限界効用逓減の法則とは何か?

限界効用逓減(げんかいこうようていげん)の法則とは、人間が追加的に感じる満足度は少しづつ減っていく傾向のことです。

 

限界効用逓減の法則を利用すれば、満足度の最大化を図ることができます。

 

限界効用逓減の法則は人間の満足度に大きく関わってくる法則です。

限界効用逓減の法則とは?活用するには?例からわかりやすく解説 | brave-answer.jpより引用

 

つまり、この法則によれば、僕が大好きなプリンを1個、また1個と食べ続けると、6個あたりで全く満足しなくなる。向こう1ヶ月はプリン食べたくない。

 

図に表すとこうだ。

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限界効用逓減の法則

これは、仕事でも置き換えられる。

自分が1個、2個、3個とお願いごとを聞いたとしても、相手からの感謝量は次第に減っていく。(逓減していく)

 

ではどうするか?

適度に断り、適度にお願いを引き受ければよいのだ。

間隔を開けて、相手の欲求を定期的に満たす。

 

僕も好きなプリンを毎日6個も食べるのはしんどいが、週1回だったら喜んで食べ続ける。

 

仕事も同じだ。

自分の中で「この人のお願いは先週聞いたから、また聞いてあげよう」など、ある程度の目安を作っておくとよい。

 

毎日、同じ人からお願いされ続けた場合、どこかのタイミングで代替案を出し、断らなければ、都合のよい人で終わってしまう。

だから、人からのお願いは小出しで引き受けるべきだろう。

 

また、断るということは、即ち人にお願いする行為だ。

(お願い返しと僕は呼んでいる)

 

身も蓋もないが、「断る」のではなく、こちらから「お願い」していると考えれば、仕事を断りやすい。

 

相手を「断る」のではなく、「お願い」すると思えば、こちらの要望が通ろうが通らまいが、変な不快感は残らない。

 

面倒くさい仕事をやり続けると、人は機械になる。

だから、面倒くさい仕事でも断る勇気を持とう 。

 

まとめ

 

今日のまとめ

・仕事を断るのも仕事

・人からお願いされた仕事には優先順位をつけ、要望を伝えて断るかやるべきか判断する

・イエスマンでお願いごとを引き受け続けたら、限界効用逓減の法則により、いずれ感謝されなくなる

・「断る」のではなく、こちらから「お願い」していると考えれば、仕事を断りやすい

 

面倒くさい仕事、嫌ですよね。

だったら、断ればいいんです。

仕事を断るのも仕事。

マジでやり続けると、自分が壊れます。

 

相手に不快な思いをさせないか不安であれば、自分の要望を伝えて、最善の断り方をしてください。

あなたのキャリアに、役立つことを願っています。

 

以上。

今日はこんなところで。 

 

−書き手−

キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho) 

 

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