「ここで腹をくくったやつだけが、チャンスをつかめる。みんなが気づいたらそれはもうチャンスじゃねぇんだよ・・・」
僕の大好きな漫画「マネーの拳」のセリフだ。
以前、ビジネスマンが読むべき漫画10選でも紹介した漫画だ。
この漫画から僕が学んだ、仕事で大切なことは何なのか?
マネーの拳とは?
『マネーの拳』(マネーのケン)は、三田紀房による日本の漫画作品。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて2005年から2009年にかけて連載された。単行本は全12巻。
同作者の漫画『ドラゴン桜』がいわゆる受験指南的な内容だったのに対し、本作は会社経営に対する指南的な内容となっている。
マネーの拳は、企業経営するとはどういうことかを具体的に学べる漫画である。
ただのサラリーマンという立場ではなく、経営者の目線に立って仕事ができるサラリーマンになりたいと考えていた僕は、この漫画を手にとった。
読んでみたら、企業経営とはどういうことか、具体的なビジネスの話に絡めてわかりやすく学ぶことができた。
もしこの本に出会えてなかったら、いまの僕はこのブログを書いていなかったし、企業経営なんかに興味はない。
即ちこの漫画は、成長したいサラリーマンが読むべき最高の漫画だと、自信を持って僕がおすすめできる。
では、そんな僕がおすすめする、マネーの拳に登場する大好きなシーンを3つ紹介したい。
チャンスは平等じゃない
主人公の健が、ホームレスを社員として採用する際に放った言葉である。
サラリーマンでも、この言葉は心に響く。
たとえば、社内公募のプロジェクトや仕事依頼がきた際に手を挙げようか悩んだことが僕はある。
結果、悩んでいる内に、応募多数のため締め切られてしまった。
後に知ったことだが、実は応募するだけで人事評価ではプラスに捉えられるプロジェクトだった。
そんな、チャンスを逃してしまった。
おそらく、他にも人生にはこのような瞬間がたくさんある。
恋愛、勉強、仕事でもチャンスを逃す前に我先と、手を挙げて行動できることが重要なのだ。
チャンスを掴む機会は平等だが、チャンスを掴める人は一握りである。
チャンスを掴みたければ、悩む前に行動するしかない。
行動せずに悩んでいても、何も物事は前進しないのだ。
個性とはわかりやすさ
ビジネスでは個性が重要だと主人公の健が語るシーン。
個性とは、はっきりとしたわかりやすさだと語る。
これはサラリーマンにも活用できる考え方だ。
自分の市場価値を高めたい、サラリーマンとしての能力を磨きたいと考えている人もいるだろう。
市場価値=希少価値となる。
相場に対して自分の価値を向上するには、他の人が持ちあわせていない能力を育てる必要がある。
その能力は、誰にでも簡単に真似ができない、個性的な能力であればあるほど、希少価値が高くなる。
これは、無理して1つだけの能力に固執せずとも、掛け合わせることで希少価値を高めることが可能だ。
経理の仕事をしている人であれば、ITテクノロジーを使いこなせるだけで重宝される。
営業の仕事をしている人は、研究開発の知見を持ち合わせていれば、他の営業マンと差別化できる。
仕事だけに限らず、自分ができることをかけ合わせることで、わかりやすい個性として希少価値を生むことができるのだ。
失敗はすべて自分のせい
主人公の健は、資本家でありながら経営者でもある、塚本会長から商売の失敗について教わるシーンだ。
このシーンの通り、商売(=ビジネス)においての失敗とは、すべて自分の能力不足によるモノである。
もちろん、ビジネスでは様々な不確実な要素が絡みあい、失敗するケースもある。
だが、この失敗を受け入れて、立ち上がり再び挑戦しなければ、成功はないのだ。
先日、サラリーマンは火事場の馬鹿力により、仕事ができるという記事を書いた。
この記事にも書いた通り、失敗を自分事として受け入れ何度も挑戦する内に、失敗しても所詮こんなものかという自信を生むのだ。
つまり、失敗はすべて自分のせいだと捉える者が、成長するのりしろがあるのだ。
逆に、人のせいにばかりする人間は、自分で解決しよう、行動しようという主体性はないことから、成長スピードは遅くなってしまうのだろう。
まとめ
僕は、漫画「マネーの拳」から、仕事の酸いも甘いも大切なことを全て教わった。
いまもなお、仕事で辛い時、読み返しては元気を貰っている漫画の1つだ。
主人公の健のように、何度も困難が目の前に立ち塞がろうが、どうにかして解決してみせるという強い勇気も貰える。
サラリーマンは、間違いなく一度は読んでおいて損はない漫画だと、自信を持っておすすめしたい。
以上。
今日はこんなところで。
−書き手−
キャリアコンサルタントのHARUKICHI.(@harukichi_macho)
↓本日紹介した「マネーの拳」
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