昔、職場の先輩にこんな相談をした。
僕「先輩、全然結果が出なくて悩んでます…」
先輩「結果は何もしなくても出るだろ。成果が出なくて悩んでるんだろ?」
僕「成果と結果って、違うんですか!?」
先輩「お、お前・・・」
僕「えっ、えっ・・・」
この後の会話で、”成果と結果の違い”を僕は知った。
いまでもよく覚えている。
多くのサラリーマンは、会社の経営戦略に基づいた年度計画を達成するために「目標設定」を行い、日々の業務に励む。
僕もその一人だ。
「目標設定」とは名ばかりで、年初に立てた目標は風に乗って消え、年度末に風来坊のごとく再び現れ、”目標って何だっけ?”となる。
僕もサラリーマンになって最初の5年くらい、”そんな感じ”だった。
”そんな感じ”を脱却できたのは、やはり、
先輩に「成果と結果の違い」を教わり、
自分なりに試行錯誤したからだと思う。
- 成果と結果の違いとは?
- 会社は成果主義の時代
- 成果を出すために、深刻にならず真剣になる
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成果と結果の違いとは?
「成果と結果は似ているようで全く違う」と教えてくれた先輩がいる。
その先輩いわく、
「結果は頑張ろうが頑張るまいが、誰にだって出る。行動すればね。だけど成果は違う。成果は真剣にならないと出せない代物だ」そうだ。
まず、成果と結果の違いとは何なのか?
先輩が教えてくれた。
先輩「”結果”には 良い結果と悪い結果、両方がある。
仕事で頑張ってもサボっても、結果は誰にだって出せる。
それが良いか悪いかはおいてな。
対して”成果”とは、良い結果のことを表し、
悪い成果というものはないんだよ。
言葉通り”成果”とは「実りが成る」という意味だから、行動して得た良い結果のことなんよ。
だから、”実りがない結果を成果”とはいわない。
そして、”成果を出せるヤツ”が会社では評価されるんだ」
なるほど。
”成果を出せるヤツ”が会社では評価されるのか。
それを知ったのが、23歳の頃である。
僕が高卒で働いて5年目にして、ようやく結果と成果の違いを知り、会社で評価されたければ成果を出さなければならないことを知った。
僕は腑に落ちた。
このシーンを思い出し、腑に落ちたのだ。
「進撃の巨人」という漫画のワンシーンだ。
壁外調査より帰還した調査兵団が、生還率2割以下という状態で帰還したシーンである。
帰還したキース団長に調査兵ブラウンの母が、
「息子は…どこでしょうか…?」ときく。
「ブラウンの母親だ…持ってこい…」 と、
キース団長に命じられ部下が持ってきたのはブラウンの右腕。
右腕だけになったブラウンを抱きしめ、母親は叫ぶ。
「役に立ったのですよね?息子の死は!
人類の反撃の糧になったのですよね!?」
その問にキース団長は絶叫するのだ。
泣き崩れながら。
『何の成果も!!得られませんでした!!』と。
成果を得られなければ、その過程に良い評価をされないことを僕は改めて理解した。
さて、なぜ僕たちはそこまでして、仕事で成果を出す必要があるのだろうか?
会社は成果主義の時代
「頑張っても頑張らなくても結果は同じ」かもしれないが、
「頑張らないと成果は出せない」ことは確かだ。
では、なぜ成果を出す必要があるのか。
まず、世の中の多くの企業が””成果主義”の人事評価システムに移行している。
これをみてほしい。
2004年の厚生労働省「就労条件総合調査」によれば、 53.2% の企業が成果主義を導入しており、特に規模が大きくなるほど、この傾向は強い。
従業員数 1000人以上では、83.4%の企業で成果主義が導入されてきたのだ。
いまでは、この数字も更に伸びている。
実際に僕も大企業のサラリーマンとして8年働いているが、成果主義の人事制度がさらに加速している。
成果主義にはメリットもあればデメリットもある。
以下の図が示すように、従業員のモチベーションを上げる人事制度ではあるものの、評価基準の不透明やプロセス評価不足、精神的苦痛がデメリットだ。
https://jbmhrd.co.jp/glossary/performance-based.htmlより
この背景には、年功序列型の人事制度が時代に合致なくなったことが挙げられる。
バブル崩壊後に経済危機に面した日本の企業は、
「このままじゃ経営がヤバい・・・」となった。
経営がヤバいということは、企業はこぞって利益をあげるために考えた。
その結果、「成果を出す人を評価しよう」というシステムをつくった。
成果を出す人に適切な評価を与えて給料を増やせば、従業員のモチベーションがあがると考えたのだ。
こうして「成果を出す人に見合った報酬を与える」考えにシフトされた。
では、成果を出すために最も必要なことは何か?
成果を出すために、深刻にならず真剣になる
成果を出すためのビジネススキルは日々このブログに書いている。
たとえば、考えすぎて仕事が遅い人は、パレートの法則を知れば鬼速で仕事が終わるし、すぐに成果を出したいなら秒速で仕事のコスト削減に繋がる魔法「ECRSの法則」を読めば仕事の成果を出せるだろう。
そんな小手先の技術よりも、成果を出すために重要なことは、
”成果を出すために真剣になる”ことだ。
真剣になるということは、自分が持つありとあらゆる手段を投じ、決して諦めずに良い結果、すなわち成果を死にもの狂いで叩き出すということになる。
新型コロナウイルスが本格的に流行し始めた頃、トヨタ自動車の豊田章男さんはこう語った。
豊田章男さんは、さらにこう語る。
課題に対しては、真剣に取り組み、”進めていけること”を、全力で進めていきたいと思います。
しかし、世の中にはコントロールできる話とコントロールできない話があります。
比率で言えば、そのほとんどは”コントロールできないもの”ばかりであります。
”コントロールできない話”を深刻に考えすぎれば、人はネガティブになってしまいます。
ネガティブになっても、何もよくなりません。ネガティブの連鎖は、物事を悪くするばかりです。
だから、深刻にはならず、まずはコントロールできる範囲のことを真剣にやっていければ良いと思っております。
日本で最も大きい企業の社長がこう語った。
仕事で深刻になったところで、良い結果は絶対に生まれないということ。
目標に真剣に取り組み、どうしたら成果に繋がるかを考えるべきなのだ。
それを考えることが重要だと、僕はこの言葉を聞いて改めて思った。
「自分ができることを精一杯、真剣に取り組み成果を出すぞ!」という気概が、最も重要なことなのだろう。
この気概さえあれば、どうやるかのHowは後からどうにでもなる。
というか、僕はどうにでもなってきた。
この土台がない限り、何をやっても良い結果は出なかった。
だから僕は成果を出せなかった。
成果が出せなければ、やりたい仕事などは回ってこない。
また、目の前にある仕事を本気でやれない人は、やりたい仕事がきても本気になれない。
結果に深刻になるのではなく、
”成果を出すために真剣になる”ことをおすすめしたい。
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−書き手−
キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)