「人に読まれる文章を書けるようになりたい」
書いたブログや仕事で書くメールに対し、そのように思う。
せっかく書いた文章を、人に最後まで読まれないのは悲しい。
駄作のまま終わりたくない。
傑作1本書いてから死にたい。
響って映画面白かったな。
— はるきち. (@harukichi_macho) 2020年3月8日
>太宰も言ってるでしょ。
小説家なら傑作一本書いて死ね
私は死なないわよ
まだ傑作を描いた覚えはない
響 -HIBIKI- | Netflix https://t.co/s292kgTWPb
傑作を書きたいのだが、人に読まれる文章の書き方が分からない。
我流で試行錯誤してみたが、人に読まれない文章を数年間は量産してきた。
無論、失敗した際に人は成長すると僕は考えているので、それなりの経験はできた。
様々な文章術の本を読み、試し実践してみた。
結果、月1万PVのブログまで成長できたし、書いた記事は概ね完読される。
読んだ本の中で、最も人に読まれる文章が書けるように1冊の本が解決してくれた。
文章を書くことが苦手だった僕が、どう解決したのか?
新しい文章力の教室とは?
人に読まれる文章の書き方なんて、
学校では教わらない。
ブロガーやライター、様々な文章を扱う
プロが推薦する本を読んだ。
その本とは『新しい文章力の教室〜苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』だ。
●内容紹介
「書けないカギは書く前にあり」。
毎月3,000本以上の記事を配信し続けるカルチャーニュースサイト
「ナタリー」で実践されている文章の書き方を、一般向けに解説する初めての書籍です。
通称「唐木ゼミ」と呼ばれる社内勉強会で新人育成を担当する著者が、「悩まず書くためにプラモデルを準備する」「事実・ロジック・言葉づかいの順に積み上げる」など独特の概念を通じて、文章を構造的に書くための方法をわかりやすく教えます。
文章の具体的な改善ポイントも解説。企画書、報告書、レポート、ブログ、SNSなどあらゆる文章に有効です。
Amazonより
●著者について
唐木 元(からき げん)
1974年東京都生まれ。株式会社ナターシャ取締役。大学在学中よりライターとして働き始める。
卒業後は事務所「テキストとアイデア」を開設、雑誌を中心に執筆・編集の現場に従事した。
2004年より編集者として、ライブドア・パブリッシング、幻冬舎、KI & Company(ジーノ編集部)と3つの出版社に勤務。
2008年、株式会社ナターシャに参加し、編集長として「コミックナタリー」「おやつナタリー(終了)」「ナタリーストア」を立ち上げた。
Amazonより
文章を書く楽しさは教えられない
「書くことはあとからでも教えられるが、好きになることは教えられない」
こんな切り口から本書は始まる。
・文章が好きなんだけど構成的な書き方が分からない
・沢山書いてしまうけど、いまいち上手く文章をまとめられない
・自分らしい文章を書くために、文章の型を知りたい
・仕事の場で、相手に伝わる文章を書けるようになりたい
そんな悩みを抱える人に、ぜひ読んで欲しい本である。
僕は正直、文章を書くことが非常に苦手だった。
だけど今では、文章を書くのが好きだ。
文才ないから文章を書けないと思っている人は、ぜひ安心してほしい。自分なんかこの前カッコつけて、「夜露死苦お願いします」ってメール送って同僚にドン引きされたくらいに文才がない。泣きたかった。それでも、文章を書くことが好きで楽しいから書いていけるんだよなぁ、これがまた。って話。
— はるきち. (@harukichi_macho) 2020年3月8日
人は、できないとつまらないと考える。
勉強やスポーツだって、できないとつまらない。
できるから楽しい。
文章を書く楽しさを知るためには、
人に読まれる文章を書けるようになるしかない。
そのために、人に読まれる文章の型を身につける。
結果、人に読まれはじめて文章を書く楽しさを知るのだ。
本書は、内容を 大きく5章に分けてあり、文章を書くのが苦手な人を得意にする1冊である。
読後、人に読まれる文章が誰にでも書けるようになる。
また、仕事やプライベートに役立つ文章術も身につく。
では、どのような内容か?
人に読まれる文章には、どんなロジックがあるのか?
人に読まれる文章を書く準備
あなたは文章を書く時、何を意識して書きますか?
書く前の準備で良い文章かどうか決まると、本書の著者は述べている。
文章を書く時、構成や語彙、エピソードはある程度は意識できる。
読み手に伝わるように、面白く書く。
そう思って文章を書いていました、僕も。
良い文章の定義は、読んで面白い文章だと思っていた。
だが、中々読んでもらえません。
この本を読んだことによって、何が原因か分かりました。
この章の最初では、
「良い文章=完読される文章である」
と定義しています。
読み手に最後まで読んでもらえる文章こそが、最高の文章である。
僕は良い文章を履き違え、自己満足で文章を書いた。
読み手が完読すれば、それはよい文章と説明した。
じゃあ完読される文章を書くためには、何をすべきか?
完読される文章とは、完食されるラーメン
ダメな文章は「食べきれないラーメン」である。
完読される文章といわれても、いまいちピンとこない。
「完読」という言葉をいきなり切り出されても、なんだかさっぱりだ。
では「完読」=「完食」と捉えてはどうだろう。
具体的な食べ物で「ラーメン」をここでは当てはめる。好きなラーメンは味噌だ。
ラーメン屋で何となく注文した味噌ラーメンが、いま目の前にあるとする。
あなたはどんなとき、食べきれず残すか?
いくつか書き出してみよう。
1.量が多すぎる
2.麺が伸びてる
3.具が少ない
4.お店が汚い
5.店員の態度が悪い
これを文章で当てはめ直すと、どうだろうか。
あなたはどんなとき、読みきれずに読んでいる記事を辞めるか?
1.文章が長すぎる
2.タイムリーな話題じゃない
3.内容が薄い
4.誤字や用語の不統一がある
5.書き手の主観を押しつけられる
いかがだろうか?
これらを守り抜けば、完読される文章に近づくのだ。
自分が完読できた記事を思い返しても、
上記5点を満たせていない記事は最後まで読めない事が多かった。
おいしく完食できる一杯ならぬ、楽しく完読される文章を
適切な長さで、旬の話題で、テンポがいい文章。
事実に沿った内容で、言葉づかいに誤りがなく、表現にダブりがなく変化の付けられた文章。
読み手の需要に則した、押し付けがましくない、有用な文章。
こんな文章がもしあったら、引き込まれたままおしまいまで読んでしまいそうですよね。
読み手が最後まで読了する文章を書く。
読み手がストレスがない文章を提供する。
ラーメンだって、お客さんに提供したものは余さず味わってほしいと作る
料理人も文章の書き手も、心意気は同じはず。
どんなに素晴らしいことを書いても、読まれない文章はもったいない。
素晴らしいことを世の中に読まれるように届けていこう。
まとめ
・文章を書く楽しさを知るためには、まず人に読まれる文章を書けるようになる
・「良い文章=完読される文章である」
・完読される文章の特徴
1.文章が長すぎる
2.タイムリーな話題じゃない
3.内容が薄い
4.誤字や用語の不統一がある
5.書き手の主観を押しつける
自分は文章を書くのが好きなのですが、何より救われたのは手で書かなくて済むということ。
ネットにめっちゃ救われたなって思うのは、誰が書いても字が汚くならない文を書けること
— はるきち. (@harukichi_macho) 2020年3月9日
自分は昔から字がクソ汚くて、人が読めないのはもちろん、自分でも読めない字だから、高校時代は黒板をノートに写さなかった
100年前に生まれてたら、手書きでしか文を書く手段がなかったから、人生詰んでたわ
文章を書くことは誰にでもできる。
だけど、読まれる文章を書ける人は少ない。
人に読まれる文章が書けないのは、文章を書くロジックを知らないだけなのだろう。
以上。
今日はこんなところで。
−書き手−
キャリアコンサルタントのHARUKICHI.(@harukichi_macho)
▼『新しい文章力の教室〜苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』
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